2013-01-01から1年間の記事一覧

出来そこないのお坊ちゃん

先週の安倍首相の靖国参拝は、想定内の中国、韓国による反発のほかに米国やEUまでもが渋い顔となって、さすがに首相周辺の取り巻き達も慌てているらしいですが、圧倒的多数の国会議員と党内反対派のだんまりのせいもあって、当の本人はどこ吹く風と意気揚々…

老頭児

私の記憶違いでなければ中国語で「老頭児」は「ロートル」と発音する言葉で、普段私たちが使っている「ろーとる」の語源となったものであると思います。私たちはこの「ろーとる」をあまり良い意味では使っていませんが、もともとは「長老」などと同じように…

オリンピック返上で震災対策を

いよいよ都知事選挙となってきました。私は今回の都知事辞任がある種の啓示にも思えます。もちろん神さんを信じてはいませんが、おそらく来るだろう直下型大地震への最後の対応をとれる機会を与えられたと思っています。 何年ぶりかの株高とオリンピック招致…

約束

“決め事や約束したことは破られるためにある”とやくざ映画の誰かが言っていましたが、今その通りのことが起きています。 南スーダンで活動している自衛隊PKOが保管している銃弾1万発を、緊急措置という名目で韓国軍PKOに提供するということを政府は決めまし…

炬燵

さて、いよいよ押し迫ってきました。今週が明ければ来週は新年、2014年の幕開けです。しかし別の角度から見れば、大晦日もニューイヤーも単なる通過点にしか過ぎず、昨日、今日、明日の中の一日だから大騒ぎするほどのものではない、何てことも言えるの…

切羽詰った。

いえ、都知事のことではなく私事でして。今年もあと僅かですが、これをしなければ、あれをしなければなどと言うものは何もありませんから、何が切羽詰るのかなどと言われるとまあその通りで、人並みにそう言ってみただけと答えるしかない年の瀬でもあるので…

猪瀬都知事の醜態

オリンピック招致では恐ろしく下手で気持ちの悪いジェスチャーをしながらの英語演説をした猪瀬都知事ですが、今またあれを上回るような醜態を見せています。ボタンの掛け違いに気付いていないのか、あるいは知っていてとぼけているのか、いずれにしても下手…

羊頭をかけて狗肉を・・

私の車についているETCは寒がりで、冬になると誤作動を起こすのです。エンジンをかけてもしばらくは作動せず、暖まってからやっと動き出す始末です。このところその寒がり具合がひどく、もう5年以上も経っているしするから交換してしまえと、近所のカー用品…

ベートホーフェン

毎年恒例とも言うべき「第九」の季節が来ました。戦後に始まったと言われるこのイベントは、今では年末の定番でありクラシック音楽業界のかきいれ時目玉商品とも言える売れ筋となっています。この「第九」のお目当ては何と言っても第4楽章の合唱にあります…

石破自民党幹事長の妄言

いよいよ石破幹事長も絶好調という感じで言いたい放題の毎日ですが、あわてて前言を翻すあたりにまだ修行が足りないというか、二流の政治家の風格がありありと見えて、“驕る平家も久しからず”といった風情を感じさせます。 しかし秘密報道の取り締まりやこれ…

ターナー展

雨上がりの午後なので空いているかと思い上野に出かけました。閉幕間際の「ターナー展」を観るためです。予想に反して会場はかなりの人が入っており、ややがっかりして足早に空いているところを狙って観てきました。 ガイドブックの挿絵のようなものを描いて…

円安のツケが来始めた

円安、株高で“アベノミクス”は順調、とばかりに記者会見で胸を張った首相ですが、すでに円安効果により輸入品の価格がじわじわと上がり始め、加工品の原材料を輸入に依存する産業は仕入れコストの上昇を価格に転嫁するという、ごく当然の流れの中で食料品な…

眠り

眠ることについてはいつもの写真の方に敵わないのです。なんといっても“寝る子”が転じて種の名になったほどのその道に達人ですから一歩譲るとして、私も眠ることについては人後に落ちないと自負していました。“バタンキュウ”という眠り方も得意ですし、若い…

急坂の山

先週のことですが、富士山を観に杓子山に出かけてきました。忍野から鳥居地峠というところまで車で入り、高座山(たかざすやま)をこえて杓子山に至るルートでした。快晴の天候に恵まれ、5合目ほどまで雪に覆われた富士山は文句なく大きく綺麗でした。忍野…

予想されていた事とは言え・・・

参議院での「特定秘密保護法案」の強行採決は、予想されていた日程でしたが腹立たしい限りです。マスコミや各界の反対声明、国会周辺や各地でのデモなど、こちらは予想以上の盛り上がりを見せてきた矢先でしたから残念なのですが、国会内での与党の数を考え…

落ち葉の上を乱舞する蝶

ちょうど今の時期に落ち葉の降り積もった上を歩くと、枯葉が舞い上がるように小さな蝶が飛んでいます。枯葉と同じような色で、時には何十という数の蝶が枯葉の上を乱舞します。2・3センチの小さな蝶ですから注意しないと見過ごしてしまいますが、その数の…

石破幹事長の本音

自分たちの仲間の本音を代弁した自民党石破幹事長は、自分の言ったことの重大性には気づいていないのでしょう。ブログの文言取り消しで片が付くと思っているようです。デモ行進やシュプレヒコールが、憲法で定められた基本的人権を構成する“表現の自由”の一…

さて 今週からはアイソン彗星

と思っていたら消えちゃいました。あまりに太陽に近づきすぎたからでしょうか、イカルスと同じ羽目になってしまったようです。天文業界はがっかりしているでしょう、私も残念です。残骸は残っているかも知れないようですが、もう地球からは見られないでしょ…

来週は師走だあ

いやもうほんとに光陰矢のごとしで、なんでこんなに早く時が過ぎるのかと呆れてしまうほどですよ。きっと未来に楽しみやら待ち望むものがないからでしょうねえ。子供の時などは遠足やお正月の前は楽しみで、時間がなかなか進まないと思ったものでした。 消費…

太陽に異変?

このところ太陽の活動に異変を示す観測がいくつか発表されているらしく、黒点が異常に少ないとか極構造が4極となってしまっているなどと言う記事がネット上を飛び交っています。国立天文台やNASAの研究グループもここ20年来活動が低下してきていると発表…

強行採決しましたなあ

お決まりというか、お得意というか、往年の自民党を彷彿させる「強行採決」が出ました。採決理由のセリフも十年一日で、「十分審議を尽くした」の一点張りの懐かしさでした。 昨日も言いましたように、次の選挙で自民党と公明党、みんなの党を落とせば良いだ…

悪法は次の選挙で廃棄するしかない

「特定秘密保護法案」が今国会で成立しそうな模様です。新聞やTVも連日この問題を取り上げ、新聞社は社説で法案成立に反対を表明するなど、近来になく熱心にキャンペーンを張るようになってきました。しかし国会内でのこの法案に対する反対勢力は少数派で、…

疑うらくは是地上の雪かと

先週、信州の山の中に行っていまして、夜半過ぎにトイレに起きて窓の外を見ると、地面が真っ白になっているのです。こりゃ雪が降った、と上着を羽織って外へ出て驚きました。月に照らされて地面も草も何もかもが白く輝いていたのです。人工の光のない山の中…

今度は「ゴヤ」だ

モンテーニュがやっと終わったと思いきや、次に待っていたのは「ゴヤ」なのです。この本もまた作者は堀田 善衛で、“よき友”の一番に挙げられるいつもの“物くるる友”から回ってきた本です。堀田 善衛が面白いと言ったら呉れました。 例によってこの本もサイド…

やっとのことで

「ミシェル 城館の人」がやっと読み終わりました。もちろん、これでモンテーニュが理解できたのでもなく、堀田 善衛の言わんとするところがすべて了解されたのでもありません。しかし、今まで気にも留めたことがなかったモンテーニュという思想家が、私の備…

やっと注目されだした「特定秘密保護法案」

与党と一部野党との間で“修正協議”などと言う、いわば密室での話し合いが進む中で、やっとマスコミも重い腰を上げたようです。このところ新聞やTVでも「特定秘密保護法案」の記事やニュースが目立つようになりました。 本来であれば国会内で論議が尽くされる…

寒い

各地で雪が降ったり氷が張ったりで、何か急に真冬並みの寒波が来てしまい、心と体の準備が整わない今日この頃です。信州の原村では昨日の朝にマイナス6度を記録とか、ライブカメラを見るとうっすらと雪が積もっていて、まだ11月というのに真冬の風景でし…

脱原発の元総理

このところ脱原発の旗手とも言うべき存在となった小泉元総理ですが、経緯はともかく言っていることには思わず拍手をしたくなる、そんな面白い成り行きとなってきました。息子にも“年寄りが元気なのは良いこと”などと嘯かせる辺り、あの親子のエンターテイメ…

道徳教育

文科省の諮問機関で有識者会議とかいうところが、「道徳」を教科として格上げし検定教科書を使い評価対象の科目とする案を出しました。安倍首相はこのことについて大分熱心のようで、前回の首相就任時にも同じような構想をぶち上げています。権力者や国家が…

「いずれの御時にか・・・」

言わずと知れた「源氏物語」の書き出しの部分です。島田 雅彦によれば“あれはエロ小説・・・”と言うジャンルの読み物となるようですが、確かに主人公である光源氏の女性遍歴が物語の主軸となった読み物で、表現方法こそ曖昧で直接的ではありませんが、書いて…