2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒトの宿命 その2

昔から“駕籠に乗る人 担ぐ人 そのまた草鞋を作る人”と申しますように、やれ“ヒエラルキー”だとか“テーゼ”などと気取らなくても、私たちの社会は有史以来ずっとこの階層別社会に馴染んできました(自分で使っといて何ですが)。むしろそうでない世界を経験し…

ヒトの宿命

ヒトという動物の他の動物との違いや特徴的な部分を考えると、ヒエラルキーを形作る習性というものに突き当たります。蜂や蟻という生き物も同じような階層社会ですが、ヒトのそれとはやや性格が異なります。類人猿や高等哺乳類の中にはヒエラルキーが存在す…

リベラルの復興

「保守化」の傾向が各分野で定着して久しくなります。とくに政治の世界では保守化を通り越して右傾化ともいえる状況が生まれています。このところの尖閣や竹島をめぐる領土問題は、そういった動きに一層の拍車をかけているようです。 今から30年ほど遡ると…

根子岳に行ってきました

自宅を出る時は雨模様で、これは現地も雨かと覚悟半分で出かけたのですが、佐久平あたりに来るころには雲も切れて、まずまずの天気となりました。おそらく30年以上ぶりの菅平は、シーズンオフでもあり閑散としていました。牧場の中は入場料をはらって通行…

安保条約を破棄すれば良いだけの話

オスプレイや米軍基地の問題が話題になるたびに、“嫌なら「安保」を止めればいい”と思うのですがどうもそういう議論にならないようです。沖縄に基地が有るのもオスプレイの配置にしても戦略上の問題でしょうから、住民の意向や騒音上の問題でそれらが左右さ…

徒然なるままに

朝起きて その日一日別に何をするでもなく 行かなければならない所も しなければならないことも格段なく 世間とはあまり交わらずに過ごし 生きているのか死んでいるのかなどとは考えず 猫と話をして それでも物欲だけは消えずにいる新しいカメラが発売されれ…

経営者たちの感覚

一昨日、経済3団体の親玉たちが雁首をそろえて異例の会見を行いました。政府が閣議決定しようとしていた「原発ゼロ」方針に対して異を唱えるためです。前々からあの3団体に対して良い印象を持てない私ですが、今さらながらに“死にぞこないの年寄りが・・”…

トイレの故障

世界に冠たるこの国のトイレ事情ですが、我が家のトイレはドアを開けても蓋は開かず、使用後に自動的に水が流れることもなく、すべて手動による操作となっています。それでもウォシュレットや温風乾燥、脱臭装置などはついていますからその昔のトイレに比べ…

絵画の中のヌード

ヨーロッパの絵画芸術にはヌードがよく登場します。絵画だけでなくロダンなどの彫刻家たちも裸像を扱いますが、絵画では宗教画にさえヌードが登場します。一説によると、あれは今でいうポルノグラフィーで、寝室に掛けたり個人的に楽しむためのものだったと…

銀河系の謎

最近になって銀河系の全貌が明らかになったとTVの番組でやっていました。4本のスパイラルアームと中央部に棒状のバルジ構造を持つらしい私たちの銀河の姿を、CGを駆使した、現実には決して見ることのできない映像で堪能しました。 最近の研究の中で、銀…

腰が・・・

朝ベッドから起きる時に、あれ腰が・・・となっていた。そういえば夜中に寝返りを打つ時にも腰が痛かったのだ。ぎっくり腰の大家に聞くと、それはあおむけに寝すぎた時のぎっくり腰だと言われた。寝ていただけでぎっくり腰になるなんて、加齢なるが故のお話…

いまはもう秋・・・?

9月の半ばともなれば朝晩はかなり過ごしやすくなり、”風立ちぬ・・・“などの文句の一つも浮かぼうという頃ですが、今年は一向に暑さが衰えずにおります。月初めには秋の到来を感じさせる日もあったのですが、すぐ夏がぶり返してきました。しかしあと1週間…

このところ・・・

書くことが無いんですね、このところ。だってねえ、福島や東北3県で使われている復興予算がかなりの額になっていて、“復興”を錦の御旗にして今までできなかった公共事業を、どさくさまぎれにやってしまうなんてひどいでしょう、なんて言おうものなら顰蹙を…

ネットの情報力

昨日「アマンダー極小期」について触れましたが、ネットでそのあたりのことを検索してみるとすぐにヒットしました。「ウィキ」は無論ですが、個人のブログに詳しく解説されているものがあり、この人物は何者じゃいと思ってさらに検索をかけると、雑誌「ニュ…

ところで・・・

他の地域ではいざ知りませんが、私の住んでいるところでは朝晩は大分涼しくなったような、もちろん夏と比べてということですが、そんな気がします。一晩中クーラーをつけっぱで寝ることもなくなりました。 ところで、「マウンダー極小期」という話が以前に話…

弦の張り替え

自殺した加藤 和彦が、死ぬ前日まで愛用のギターの弦の交換をしていたという話を何かで読んだ記憶がある。ああいったプロは持っているギターの数も多いから、弦の張り替えだけでもかなり時間をつぶせるし、張り替えたばかりの弦がだす新鮮な音には独特の艶が…

空が青いなあ

“空が青いなあ” “あったりめえだあな”と応えるCMがその昔ありました。でもその当たり前の空がなかなかお目にかかれない時代もあったのです。今日(3日)の空は前日のどしゃ降りの甲斐あって、爽やかな9月の空にふさわしいものでした。白い雲と青い空との…

「カラマーゾフの兄弟」

読み終わりました。長い、名前が分かりづらい、話がくどいといったロシア文学の特徴をすべてに備えた本でした。第1部、第2部は神学をテーマとした気の遠くなるような長台詞が続きます。第3部は打って変わって喜劇的ともいえる展開があり、第4部は法廷ド…