2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「君が代」

最高裁で「君が代」斉唱を強制する職務命令に合憲の判断を示した。予想された結果ではあるけれどなんともやりきれない思いがする。私は戦後生まれで天皇が国の政治に深く関与していた時代を知らない。しかしその時代の国歌が「君が代」であり、歌の内容は天…

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読書百遍 意おのずから通ず・・・か?

私の本の読み方は乱読でおまけに斜め読みだから、小説などの物語でも途中で話の筋が見えなくなることがある。推理小説などは伏線やら仕掛けが施してあるので、ボーと読んでいると突然の展開についていけなくなる。そういった時には慌てて前に戻って読み返す…

さて、何を・・・。

やたら早い梅雨到来で雨の日が続く今日この頃ですが、原発は依然として先が見えず、いやそれどころかますます混迷を極めていくようで、“ごめんな再臨界”などというダジャレが本気で飛び出しそうな気配です。おまけに高濃度の汚染水がどこに行ったか分からな…

密やかな愉しみ

なんとなく淫靡なタイトルなのであらぬ方向を期待されても困りますが、にゃん子の“毛とり”のことです。 体中に体毛を持つ動物は季節ごとに毛の大部分を入れ替えます。ヒトの抜け毛は深刻な問題であったり、ビジネスの対象であったりしますから別の範疇に属し…

言葉に魅せられた人たち

詩人、作家など物を書くことを生業としている人達は、何のために物を書いているのだろうと考えることがある。読者という存在がなくても人は言葉を操り並べてみたいという欲求が有るように思う。しかしまったく誰にも読まれない書き物は、はたしてどんな意味…

自然保護ということ

ヒトと自然との関わりは保護する、或いはされるとかの次元ではないとよく言われます。名称は「自然保護運動」などといっても、具体的には「調査」であったり「観察」であったりするものが主な活動で、「保存」や「復元」はそれらを踏まえて行われる部分的、…

まくらの草紙(枕草子ではありません)

枕 枕は三種類ぐらいは欲しい。夏の暑い時はそばがらを、冬は大きめな低反発。羽の大きいものは背もたれように。横になって寝ると首や肩や耳が痛くなるのはわろし。 ベッド ダブルサイズのベッドに一人で眠る快適さは一度やったら忘れられない。シングルやセ…

大阪府知事の無知傲慢

世の中には分相応という組み合わせが有って、よく言われる“破れ鍋に綴蓋”などはその代表格です。政治家と選挙民というのもどうやらその類らしく、低レベルの選挙民は低レベルの政治家しか選べないようです。これはもういつも何度も言われていることですから…

ストーリー・テーラー

今読んでいる本はイギリスの作家のもので「ビューティフル・ボーイ(原題は“Man and Boy”)」というシングル・ファーザーとその子供の話の、言わばイギリス版「クレイマー・クレイマー」みたいな内容の本です。現代のイギリスの、きっと普通の生活が描かれ…

漠然たる不安

どこかで聞いたタイトルですが、まあ今の私の心境を表現するとそんな言葉になります。原発やら地震やらでそうでなくとも物騒な話題には事欠かないご時世ですから、「確固たる不安」となってもおかしくないこの頃ですが、私の場合は生来が呑気な性質(たち)…

まったくー!

次から次へと悪いシナリオが出てくる俗悪テレビ番組の連続ものをみせられているかのような福島原発ですが、先の見通しや予測が全くつかないところは下手なサスペンスよりは巧妙です。しかしこれは作品の出来が良いからという理由ではなく、現実があまりに深…

「ののちゃん」のシカト

朝日新聞朝刊連載の4コマ漫画は いしい ひさいちという少し毛色の変わった漫画家が担当していますが、以前はかなり際どいジョークをネタにした漫画を描いていた(今も健在のようですが)人です。「ののちゃん」にも稀に登場する「地底人」シリーズや「くる…

独り言

日記は自分だけの領域なので何を書いても大丈夫、と思っていても後で他人の目に触れることがある。だから決して油断は出来ない。他人に見せたくないもの、見られては困る胸の内などは結局のところ外へは出さず、死ぬまで自分の中に封印するしかない。ところ…

文語体

「なじかは 知らねど 心わびて・・」といった文語調の言葉使いに、いま使っている「word」はほとんど反応せず誤訳を繰り返す。これが「一太郎」だと幾らかまし(近頃使ってないので最近のバージョンは不明)なのだがやはり文語体は弱い。おそらく文語体…

神 そらにしろしめす・・・か? その2

神の存在を信じられる人達はある意味では幸福な人達です。“ある意味”というのは無い物ねだりをする徒労を思うからですが、信じることで心の平安を得られやすいのも事実ですから、信じることをとやかく言うことは出来ません。しかし神の存在を信じられない人…

神 空にしろしめす・・・か? その1

私は無神論者なので神さんも仏さんあまり身近に感じることはありません。日本では“私は無神論者です”と表明しても、特別に異端視されたり特別な扱いを受けること無いのですが、外国では宗教に関心がないと言うだけでかなり白い目で見られるそうです。以前に…

立夏

いやあ いよいよ夏の到来ですね。とは言っても暦の上だけの話で、まだこれから梅雨があったりするのですが、なんせ毎日グダグダ暮らす身にとっては季節の移ろいが速くて、一年もあっという間の出来事なのです。こんなに時間が速く進むと、あれよあれよという…

人殺しを喝采する人々

ビンラディンさん(一般には容疑者というらしいが、私は利害関係のない第三者なので)がアメリカの特殊部隊の襲撃によって殺害されたニュースが世界中を駆け巡りました。ワシントンではホワイトハウス前で喝采する人達が多く集まったそうです。 アルカイダと…

「クイーン」

映画「クイーン」をテレビで観た。ダイアナ妃が交通事故で死んだ前後のイギリス王室の内幕物で、主演のヘレン・ミレンがオスカーを受賞した映画だ。ヨーロッパでは王が国の中心に居た時代が長く、今でもイギリスをはじめとして幾つもの王国が現存する。しか…

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感情

三日間ほど八ケ岳の山麓に居ました。標高1200メートルを少し超える辺りなので、まだ春浅いといった風景のつづく家の近くに、昼間からキツネが出てきました。冬の間は雪の上に足跡が残るので近くに来ていることは知っていました。キツネは足を引きずって…