2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の終わり

相変わらず蝉は鳴きうるさいのですが、ここ数日は朝の温度が20度近くまで下がり、台風が2週続きでやって来るわで、夏も終わるのかと思わせる陽気となっています。確か去年も8月後半から急に涼しくなって、あれよあれよと秋となってしまったのでした。 “…

地動説

先週のこの欄で土星、火星、アンタレスが並んでいると書きましたが、アンタレスは恒星ですが土星、火星などの太陽系惑星はおおむね公転軌道が同一の水平面?にあるはずです。ですから、内惑星は別にして外惑星である火星、木星、土星はだいたい並んで見える…

昨日の空に出ていた雲はとても見事でした。夏空に白い入道雲というのは定番の景色ですが、あらためて雲の美しさと空の青さに見惚れました。青い空と白い雲、木々の緑、この三つが揃えば敵うもののない最強の配色です。 それにしても雲というものは不思議な現…

愚痴る

愚痴る、零す、ぼやく、泣き言をいう・・・、どうも季節の変わり目が近づくと倦怠感が増すようで、一日中ダラーと過ごす日が多くなり、頭に浮かぶ、口に出るのは否定的、後ろ向きの考えばかり。試しに類語辞典などを開き「苦楽」なる項目を引くと、「苦しむ…

月の光

夜中に起きて、ふと庭を見ると霜が降りたように白い。「疑是地上霜」と詠んだ李白の“静夜思”を思い起こさせる八月の満月でした。夕方まで雨の降っていた八ヶ岳西麓では、夜半過ぎから空が澄み渡り満月が出ていたのです。 青白い月の光はそれだけでも艶めかし…

告白

1633年6月22日、ガリレオ・ガリレイ(69歳)はキリスト教会の異端審問所の裁判官たちの前で、「太陽は宇宙の中心にあり不動だという誤った意見を完全にすてる・・・」ことを強要され誓わされたのでした。それは告白という形でなされて、以後フィレンツエ近く…

“フクシマ”のその後

東京電力福島第一発電所が引き起こした深刻な事態は、その後どうなったのだろう。忘れたころにニュースが流れるけれども、深刻な事態は依然として続いているようだし、メルトダウンをした原子炉の内部に至っては皆目見当もつかない状況が現在も続いている。…

優生主義 (つづき)

“障害者”という呼び方が差別的であるとしてやり玉に挙げられた時期がありました。“障害者”だけでなくいわゆる“差別用語”として「言葉狩り」の対象となった文言は数多く、裏を返せばそれだけこの世界は差別に満ちているということでもあるのです。さすがに近…

優生主義・・中休み

“つづく”などと書いておいてなんですが、一週間ばかり休みます。このテーマはかなりの重さを感じるもので、自分自身の消化がまだ上手くいっていないこともあり(まあ、ほとんどのものが消化不良であることは否めませんが・・・)、少し時間をおいてみようと…

優生主義

相模原で起きた重度障害者大量殺人事件は、悪名高いナチスの“優生主義”を思い起こさせるものとして、関係団体から様々な抗議の声が聞かれます。この種の事件が起きると決まって“生命の尊厳”あるいは“偏見と差別”などの文言が飛び交い、報道は“正論”と感情論…

8月ですなあ

都知事選も終わり、あとはオリンピックのバカ騒ぎに続き汗臭い高校野球と、もうそうでなくとも鬱陶しい8月が始まります。新都知事に決まった前自民党議員の方は、さっそく秋波を古巣に向けて送り、向けられたほうも過去はすべて流して未来志向とやらで、都民…