羊頭をかけて狗肉を・・

私の車についているETCは寒がりで、冬になると誤作動を起こすのです。エンジンをかけてもしばらくは作動せず、暖まってからやっと動き出す始末です。このところその寒がり具合がひどく、もう5年以上も経っているしするから交換してしまえと、近所のカー用品屋に行ったのです。
ETC本体は驚くほど安くなっていて、最初に付けたころの3分の1程度の値段なのでびっくりしました。ところが取り付け費用やらを聞くとさらに驚きました。何と本体の倍以上もかかると言うのです。因みに私が今回付けた本体価格は4980円で、取り付け費、セットアップ費、取り外し費等で10500円だったのです。思わず“え!”と聞き直してしまいました。なんてことはない、最初に付けた時と大して変わらない値段(最初の時は5000円の助成があったのです)を取られることとなりました。
なにか新手の詐欺にあったような、釈然としない気持ちとなりましたが、取り付ける工程はかなり面倒なようだったし、1時間余りの手間がかかる作業なので仕方ないかと思うしかありませんでした。作業した方に聞くと、ETC本体は今では国内生産してなく、すべて中国製なので価格は安くなった。だから故障しても修理はせずにみな交換すると言うことでした。最初に付けたETCは高かったけど10年以上故障せずに作動していました。その後、車を買い替えた時に付けたETCが寒がりで、あれもきっともう中国製だったのでしょう。そう言えば、10年は持つと言われたLEDの電球、たった1年で使えなくなってしまいました。それも中国製でした。こんどのETCも中国製ですが大丈夫でしょうか。しかしユニクロの製品なんかみな中国製だし、この前買ったトミー・フィルフィガーのポーチだってMADE IN CHINAだからもう仕方ないのですね。改めて“世界の工場”である中国にお願いするしかありません。せめて羊頭は羊頭、狗肉は狗肉と表示してくださいと。また、製品価格だけでなく取り付け費用や諸費用も大きく表示しておくれ、黄色の帽子屋さん。

ほほほ・・、安物につられたのね。