2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日の続き

「一週間」を読んで思うのですが、いつの世も“偉い”人達は自己保身に長けているようです。シベリアの収容所で起きたことが今度の原発事故でも繰り返されました。福島第一原発で起きた事故当初の対応でも、真っ先に避難をしたのは現地幹部職員だったと聞いて…

「一週間」を読んで

亡くなった井上 ひさしさんが最後に書いていた小説「一週間」を読みました。例によっていつもの友人が回してくれた本ですが、大変面白かったのです。“ふかいことを おもしろく”がモットーだった作家の面目躍如と言ったところでしょうか。内容はシベリア抑留…

ネアンデルタール人

ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス。一般にネアンデルタール人と言われているヒト属の名称です。3万年ほど前に絶滅したと言われ、その絶滅した原因も含めて謎の多いヒト属です。ちょうどその頃より少し前から私達ホモ・サピエンス・サピエンスも現…

浅知恵(浅はかな知恵、底の浅いつまらない考え/広辞苑)

私は今年で63歳となった。自分がこんな年寄りになったことが未だ信じられないのだが、外でショウウィンドーなどに映る我が身を見れば、そこには年相応の老人が立っているのに愕然とするから、事実は受け入れざるを得ない。 どうもヒトはその時その時の自分を…

ベター

私は言うまでも無くいい加減な性格ですから、何事においても“適当”を旨としています。言うなれば「ベスト」ではなく「ベター」で十分に満足してしまうのです。“力の限り・・・”などいう世界とは一線を画すことにしています。 これを踏まえて思うのですが、近…

不眠症

“眠れない”というのはかなり苦しいものらしく、私は何時でも何処でも眠ることが出来る“のび太”に近いものだからその手の悩みには縁がないのですが、現代人に特有な病気などと言われます。スティーブン・キングの「インソムニア」はその不眠症の刑事の話で、…

報道

新聞にしてもテレビにしても報道=事実をありのままに伝えることは、簡単なようで至難の業といえることのようです。とくにテレビなどは報道番組が“ショー化”してしまって久しいですし、近頃ではバラエテー番組となんら変わらない内容となったものもあります…

サルからヒトへ

ヒトがサルの仲間から分化して独自の進化を進めてきたのは疑いのない事実であるようですが、有名な“ルーシー“に代表される単一の種から現在のような構成になったとはとても思えません。いま地球上に存在するヒト属は、コーカソイド、ニグロイド、モンゴロイ…

衣替え

少し早いのですが、今日から背景を変えました. 彩雲です。今月の8日に金峰山で見たモノです。秋の到来を告げる雲です。

コンダクター

オーケストラの指揮をする人で、“マエストロ”なんて呼ばれてもいます。その昔は指揮者というのは居なくて、第一バイオリンのトップ、コンサートマスターと呼ばれる人がやっていたと聞いています。また作曲した人が指揮をするなど、指揮者というポストが独立…

ダムにしがみつく人々

八ツ場ダムの検討会が工事続行を有利とする結論をまとめました。国交省が主導する検討会なので、原発同様に推進係が進めている出来レースを見せられている馬鹿馬鹿しさを感じます。このことはマスコミの一部も呆れているらしく、“再開に有利な検証基準”(朝…

閑話休題

曙草の時期となりました。あるところに毎年咲くので楽しみにしています。湿地や水路の際に咲く種なので、道端で普通に見ることはなかなか難しい花です。小さい花なので目立たず、色も地味ですからなおのこと身過ごしやすい花です。 今年も涼やかな色合いの花…

失言 

またか、と言いたくなるような大臣の辞任劇ですが、それにしても簡単に辞めるものです。国の主要機関のトップが、任命から半月も経たず、国会での挨拶も終わらないうちに辞めてしまうとは、なんとも軽い役職のようです。「失言」が原因ということですが、あ…

震災訓練の愚

今年も9月1日防災の日には東京の各地で防災訓練なる行事が行われ、意味があるのか無いのか、実際に役立つのか役立たないのか不明な訓練が仰々しく執り行われた。そのひとつに公務員や政府担当者の参集訓練というのがある。主に徒歩を利用したりして目的の場…

四文字熟語

その昔、国語のテストにこの「四文字熟語」が良く出た。有名な珍答“焼肉定食”などが世間を賑わせたことも記憶にある。「四文字熟語」ゲームみたいなのをワイワイやった記憶もある。“モバゲー”とかで盛り上がるのとはやや違っているような気がする。 もともと…

災難続き

どうも今年はこの国にとっては厄年のようで、春に続き秋の頭にも水害に見舞われる羽目になっています。今度は原発事故のおまけは無かったけど、“記録的”という言葉が何度も繰り返されるほどの雨をもたらした台風が原因でした。もともとこの台風は関東を直撃…

ヒト科ヒト属ヒト

私はこのブログでは人間のことを“ヒト”と書きます。これは系統樹でいう呼び方で、もう少し詳しく言うと“ヒト”はヒト上科、ヒト科、ヒト属 ヒトとなります。ですから私は、オランウータンやテナガザルなど現生類人猿などを含むヒト上科の中のゴリラと同じ仲間…

ヒトは何処から来て 何処に向かうのか

たしかゴウギャンの代表作にもそんな名前のものがあったが、洋の東西を超えてこの疑問「ヒトは何処から来て 何処に向かうのか」は心を捉えるらしい。私達の先祖の一人はこの疑問をかなり早くから持っていたようで、「不知 生れ死(ぬ)る人 何方より来たりて…

急性白血病

福島原発の作業員が急性白血病で死んでいたというニュースが新聞の片隅にのっていた。数日前のことだ。テレビはこのニュースを無視したか、あるいはそれほど重要でないと判断したかでほとんど(私は見ていないから“全く”かもしれない) 報道しなかった。普通…

これが見納め

ダグラス・アダムスという作家を知っている人はちょっと変わっていると他人から思われているかも知れない。この作家のファンという人は他人から白い目で見られているか、もしくは避けられているか、はたまた尊敬のまなざしをところどころに受けているかであ…