2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ステッキ

私は道具類が好きですから、余計なものまで買ってしまうことが多く、身の回りにはガラクタが溜まり、ロクに使わない道具類が場所をふさぐという、シンプル・ライフとはかけ離れた生活を続けています。そのくせ、「森の生活」に憧れたり、「無用の物どものみ…

いよいよ11月

2013年の冬の 幕が切って落とされました、なんて大げさなことではありませんが、やはりそれなりの気温が続く日々となってまいりました。近所の公園も落葉樹の葉が大分色づいてきて、枯葉の季節ももう間近となったのでございます。 昨日ステッキの話を出…

随筆

このところ掛かりっきりとなっている「ミシェル 城館の人」の主人公、モンテーニュの有名な「エセー」は随想とか随筆と訳されていて、今で言うところのエッセーであることはご案内の通りです(誰が案内した、と言われても困るのですが・・)。この「エセー」…

キリング・ミー・ソフトリー・ウィズ・ヒズ・ソング

ロバータ・フラックが歌い大ヒットさせた有名な曲の題名です。もう大分前になります。「キリング・ミー・ソフトリー」という映画とは関係ないようで、時系列的にも歌のほうが早いようです。“キリング・ミー”などというと、かなり物騒というか、考えようによ…

実にこの・・・

今週で10月が終わり、問題なければその次は11月がやってきます。もちろん問題があっても11月はやってきますから、何の問題も無いのですが、週明け早々から埒も無いことをグダグダ書いています。要するに光陰は矢のように進み、冥土の旅への出立刻限がだんだ…

モンテーニュという人

「ミシェル 城館の人」という本にこのところ掛かりっきりで、と言っても5ページ読んでは休み、10ページ読んでは外のことをしたりで遅々して進まず、やっと一巻目を読み終わり二巻目に入ったという“ながら読み”です。けれどこの本の主人公とも言うべきミシェ…

もうニュースにもならない、では困る

“フクイチ”でまたまたお騒がせの汚染水ですが、さすがの規制委員会もあきれ果てたらしく、「ますます事態悪化」と東電の安全策を疑問視する態度を明らかにしています。明日、明後日と台風の接近が予想される中で、「政府が責任を持って事に当たる」と大見得…

元首相の脱原発論

福島第一原発の事故処理が遅々として進まず、大量に溜まりつづけている汚染水は次から次へと漏れ出す有様で、先の見えない、ほとんどお手上げ状態とも言える中で、小泉元首相がこのところ俄然注目を集めています。安倍自民党政権が強力に進めようとしている…

6本爪のアイゼン

今年の3月、奥多摩の鶏頭山に登ったおりに季節外れの暖気と寒気が交互に来て、何でも無い登山道が一部ガチガチに凍っていました。ちょうど下り坂でもあったので、こりゃ駄目だわと引き返してきました。今年は例年では考えられない気象現象が多発し、おそらく…

“マル秘”社会

自民党や公明党が「秘密保護法案」を今国会での成立を目指しています。いよいよ本格的に管理統制国家へむけて一歩を踏み出したようです。 国家機密やマル秘情報というのは権力者の好きなものの上位に位置する項目で、そう言った秘密情報を多く握ることで権力…

秋のギャラリー 最終日

今日はキレハノブドウという蔦性の植物です。ブドウという名前がついていますから葡萄の一種なんでしょうが、全体に小さく垣根に絡みついている草という感じです。実は瑠璃色や紫となりとてもきれいです。名前の通りに葉は切れ込みが深く入っていて、野生の…

秋のギャラリー4日目

もう花期は終わりましたが曙草です。9月初旬から中旬ごろの高原に咲く花です。一本の幹に幾つも小さな花をつけます。遠目には地味な花で見逃してしまいそうですが、よく見ると花弁に緑の斑点が目のように並んで横に二つ、頭はゴマふりアクセントをつけるなど…

秋のギャラリー 3日目

夏の入道雲です。今年はこれが大活躍で、あちこちで豪雨や竜巻を起こしました。巨大な積乱雲は見るからに大迫力です。よく見ているとどんどん成長する様が分かり、時間を忘れます。大きなものは上空一万メートルを超えると言いますから、まさに“天を突く”大…

秋のギャラリー 2日目

今日も雲です。高原の空に出た高積雲、ひつじ雲でしょうか。青い空とのコントラストが綺麗で、雲のおかげで空の広がりが一層強調されます。空と雲は絶妙のコンビで、もし雲が出来なかったら、それは大気がないことですからもちろんヒトや生物は存在できませ…

秋のギャラリー

今日は定休日の日なのですが、来週はまた火曜水曜と連荘で休む予定ですので休日返上で営業いたします。 で、今回のギャラリーですが、最初の3日間は“雲”を描いたものです。最初の2枚は鉛筆、3枚目はパステル、中2日空いて4枚目、5枚目は淡彩スケッチという計…

直す

台所の蛇口が古くなり水漏れをしだしたので、交換してもらいました。若い技術屋さんが来て手際よく修理してゆきました。 家の中に限らず、私たちの生活する周辺ではいたるところにメンテの必要な個所があります。道路、橋などの公共インフラはもちろんのこと…

暑いー

季節外れの夏日連発で、今日30度以上となるとお馴染みの記録ということだそうです。山は紅葉で私も気もそぞろとなっているのですが、なんせ天気がこの通りですからねえ。 正直言いましてもう何を書いてよいのやら、まあ暑さだけではないのですが、とにかく夏…

本の紹介

岩波書店編集部編で“「これからどうする」未来のつくり方”という本が出ています。228名の学者、文化人、知名人などが10のテーマについて発言している本です。一人当たり二千字ほどの意見表明です。執筆されている一人の久米 宏が書いているように、岩波書店…

歴史的なこと その3

さあ、私は何を言いたいのか分からなくなってきました。もともとこれを書きはじめたきっかけは、言うまでもなく「インドで考えたこと」を読んだことによるのですが、どうも話が捩れてきて自分の居場所が分からないという状況になっているのです。もともと自…

歴史的なこと その2

ところが西欧はそう言った歴史認識には鈍感でありつづけ、捕鯨問題や人権問題で見られるように、西欧あるいは欧米の物差しが依然として物事の判断基準となっていることが多く、それらの価値観や文化は世界中で教育、日常生活などから知らずに体の中に取り込…

頭が・・・

「歴史的なこと」その2を考えていたら、頭がじぇじぇじぇとなってしまい今日は休みます。 何がじぇじぇじぇよ、馬鹿

歴史的なこと その1

私たちの国は明治維新を境に急速に西欧化を進め、それまでの伝統文化を投げうっちゃてきた経緯を持っています。富国強兵を目指した明治政府にとって西欧の文明を取り入れることは最優先事項であり、千年の文化を切り捨てても欲しいアイテムであったのでしょ…

「積極的平和主義」って何だあ?

アベノミクス、三本の矢、と来て次は「積極的平和主義」だそうです。何やら訳のわからない言葉の羅列が好きな首相ですが、そもそも平和主義は私たちの憲法の大原則ですから、それをさらに“積極的”に進めるということであれば大変結構なこと、願ってもないこ…

イングリッシュ その2

“グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム”という歌をご存知の方は多いと思います。死刑囚の刑執行の朝を歌った歌です。日本では森山良子が甘ったるい歌詞にして“思い出のグリーングラス”という題名で歌いました。海の向こうではジョーン・バエズやトム・…