石破自民党幹事長の妄言

いよいよ石破幹事長も絶好調という感じで言いたい放題の毎日ですが、あわてて前言を翻すあたりにまだ修行が足りないというか、二流の政治家の風格がありありと見えて、“驕る平家も久しからず”といった風情を感じさせます。
しかし秘密報道の取り締まりやこれから導入しようとしている「共謀罪」などは、まさに治安維持法の精神を受け継ぐものであり、論議の対象となっている「武器輸出3原則」の見直しと来年度に向けての「防衛大綱」、「愛国、国防教育」の強化など、大げさに言えば“戦争前夜”と思わせるような政治日程が目白押しとなっています。特定秘密保護法の成立にとどまらず、自民党右派の懸案であった憲法改訂、9条廃棄、自衛隊の国軍化などにも突き進む様相を示しています。
にも拘らず、私はそれほど心配していないのです。あの人たちが強気に出れば出たなりに抵抗も大きくなる訳で、今回の秘密保護法の成立過程をみるとそのことが実感された思いがするのです。もちろん気が付いてみたら崖っぷちから足を踏み外されていた、といった事態だってあるのですから油断は禁物ですが、こちら側にも勝算がなくもありません。相手が攻めてきたときには隙が出来る、これは武術の鉄則です。注意深く見つめ、油断をせず、自然体で備える、これですね。
Let it be! 、なんとかなるさ、てなもんでしょうか。石破さんも精々妄言をまき散らしていればよいのです。

ちょっと違わない?