オリンピック返上で震災対策を

いよいよ都知事選挙となってきました。私は今回の都知事辞任がある種の啓示にも思えます。もちろん神さんを信じてはいませんが、おそらく来るだろう直下型大地震への最後の対応をとれる機会を与えられたと思っています。
何年ぶりかの株高とオリンピック招致で浮かれている世間ですが、一寸先は闇という現実は一向に改善されていません。向こう5年間に25兆円も使う国防費予算と言い、たかが“運動会”のためのお祭り騒ぎにつぎ込む何兆円もの費用と言い、自然の猛威に対する備えを疎かにして何の国防、何の民政と言えるのでしょうか。来たるべき都知事選挙ではまさにそれを争点にして行われるよう願うのです。
しかし、オリンピック返上などとは口が裂けても言えないという候補予定者が雁首を揃えそうですし、口先だけの震災対策でお茶を濁すことになりそうな雲行きです。50億円もかけて行われる都知事選挙は、またまた単なる税金の無駄使いに終わる羽目になりそうな、何ともやり切れない無力感に押しつぶされそうな雰囲気でもあります。
どうにかならないのでしょうか。大地震が来たら何もかもオジャンなのですが、目先のことしか考えられないのが“有権者”というものであるなら、もうお手上げとしか言いようがないのですが・・・。

私の手かざしで・・・