さて 今週からはアイソン彗星

と思っていたら消えちゃいました。あまりに太陽に近づきすぎたからでしょうか、イカルスと同じ羽目になってしまったようです。天文業界はがっかりしているでしょう、私も残念です。残骸は残っているかも知れないようですが、もう地球からは見られないでしょうね。
初めて彗星を観たのはヘール・ボップ彗星でした。あの時は北の方角にかなりはっきりとした尾をなびかせて輝いていました。“ウィキ”によれば1997年だったそうで、もう15年以上も前になるのですねえ。あの後にはしし座流星群なんかもあって、夜中に公園で見ていましたよ。でも流星のピークとなると予定されていた時間から、1時間以上もずれて流星ショウが始まったもんだから、肝心の時には家の中に入ってしまっていて、悔しい思いをしました。何でも辛抱が肝心なのですね、私はこれが一番苦手なのです。
そうそう去年は金環日食もありました。あれはちゃんと見ました。ダイヤモンドリングになる時には雲が少し出てしまって、雲の中から見た金環食でしたが、綺麗でした。おかげでしばらくは目が痛かったけど。何年か前には月と金星が接近して、と言っても見かけ上ですが、ちょうど三日月の上に金星がきて、どこかの国旗のような図柄になったこともありました。あの時は写真を撮って、このブログに載せたりもしました。
今年は御嶽山で仲秋の名月も見ましたし、けっこういろいろ天体ショウを観ていることになります。地上のゴチャゴチャを観るよりは、はるかに壮大で綺麗ですから精神衛生上も良いかと思われます。来年は何が観られるか、楽しみですねえ。
それにしても、アイソン彗星は鎌倉三代将軍 源実朝の詠んだ歌を思い出させます。「割れて砕けて 裂けて散るかも」、はかないですねえ。

空を見上げても アイソンはいないのね