雑感

    定期的にブログ更新をしなくなってからもう大分経ちます。理由はいくつかあるのですが、主な理由としては“飽きた”と言うことでしょうか。もともと飽きっぽい性格のほうなので、当初から5年と区切って始めたブログが続いたことに自分でも驚いたほどです。5年の期限が終わってからも途切れ途切れには更新していましたが、近頃はほとんどご無沙汰しています。つい先ごろテレビで、自分のブログを本にした人のことを取り上げていました。5年間ほぼ土日を除く毎日更新していたので、私も本にするくらいの原稿はあるのでしょう。もちろん中身が問題で、すでに何を書いたのかほとんど記憶になく、読み返すこともないでしょうから本にする気などないのですが、私のブログの中に残っているもの、文章や写真などがこれからどうなるのかということには関心があります。

 ブログに限らず、ツイッター(いわゆるXという名称は嫌いでして・・)やフェイスブックその他のSNSで発信したものが、世界中ではとんでもない情報量としてどこかに保管もしくは蓄積されている、あるいは“いた”とすると、それらの末路はどうなるのか興味は尽きません。よくは解らないのですが、いずれはどこかの時点でそれらのデータは抹消されるのでしょう。どうせ著作権とか何やらは発生しないでしょうから、サーバー上の処理として跡形もなく消されてしまう運命にあると思っています。私は自分のPCで原稿を作り、それをブログにアップしていたので、各々のプラットホームで抹消処理をされても読み返しあるいは復元はある程度可能です。おそらく多くに人たちもそうだと思います。ですから私に限って言うなら、むしろ古いものは適当に処分してもらったほうがすっきりすると考えています。ネットやクラウド内に蓄積されたデータは、ひょっとするとAIの基礎知識に活用されたりするのでしょうか。まあ、そんなことはないでしょうが、いやあるかも知れない、などと思ってみるのも一興と言えます。

    ともかく、莫大な資金と知識を使って構築されたそれらのシステムが、猫の写真と動画によってかなりのスペースを占めている現状を、開発者及び資金を提供したオーナーたちはどのように考えているのか、もしくは憂いているのか喜んでいるのか、その辺りに深く思いを致す今日この頃なのです。