2016-01-01から1年間の記事一覧

やっと秋の空が

萩の花 尾花 葛花 なでしこの花 女郎花また藤袴 朝顔の花 秋の七草を詠みこんだ山上憶良の歌です。やっと秋らしくなったようで、空にはすじ雲も見られます。今朝がたはハッとするような朝焼けで、やはり何かおかしいと思っていると、案の定のこと日中は30…

せめて写真でも・・・

このところ更新するほどのものが無くて、なんかだれ気味なんですが、今年の7月に撮った写真で夕方6時半ごろの東の空です。白い光線のようなものが放射状に何本か見えていました。雲間から太陽光が出る「光芒」という現象に似たものでしたが、太陽は既に西…

明日、また明日と・・・

「時は小刻みに一日一日と歩み続け、ついには最後の一瞬にたどり着く」 とまあ「マクベス」の台詞ではないけれど、私の場合も小刻みではあるけれど彼方此方に老化の兆しが見え始め、外国映画の俳優の名前が突然思い出せなくなる、ついさっきまでは知っていた…

今週は・・・

今週は今日が初めての更新で、なんせ天候が愚図ついて雨が多く、おまけに蒸し暑いしするので何もする気がせず、宮部みゆき著「模倣犯」を読み通していたりして、更新のことなど忘れてしまったという、じつにどうってことのない週だったのでした。 突然「模倣…

場当たり的そして無責任

まずは京都市長の発言。このところ京都は外国人観光客が急増して宿泊施設の不足が深刻化していると言います。まあどの程度の深刻さなのか知りませんが、とにかく観光業界にとっての稼ぎ時を逃すなとばかりに、規制緩和して住宅街にもホテルを建設できるよう…

やっと静かになって・・・

蝉の声も止み、高校野球もオリンピックも終わってやっと静かな日々が帰ってまいりました。やたらと雨が降り台風までくる始末で、中秋の名月を楽しむどころではない今年の秋のはじまりです。地震、雷、台風、集中豪雨に竜巻まで起こるご時世で、もはや安全な…

呆れた無責任ぶり

石原元都知事が豊洲新市場の建設にまつわる件で報道から取材を受けています。例によって居丈高な態度で報道陣に受け答えしているようですが、呆れた無責任ぶりが際立っています。新市場地下の空洞部に関わるような発言を当時行っていることを質問されると、“…

豊洲新市場

このところこの市場名を聞かない日はないほどです。おまけにこの期に及んで石原元知事まで「俺は騙された」などと言い出す始末で、何をいまさら騙されたもない言い草ですが、当然のこととして当時の最高責任者の追及を行い、都幹部、業者、利権に関連する政…

1億分の1スケール

宇宙の大きさを実感することはなかなか難しく、そこで雑誌などではよくスケールを縮めて説明します。1億分の1のスケールで太陽と地球の関係を見ると、太陽の直径は1.4m、そこから150m離れたところに“1.3cm”の地球があるということになるらし…

瓢箪から駒?

新しく東京の顔となった小池百合子都知事が、このところ矢継ぎ早にいろいろ手を打っているように見える。都政運営の透明化、築地市場移転延期、都管理職への“イクボス”宣言要求など、選挙公約でもあったので当然と言える行動かも知れないが、このまま進んで…

いつかある日・・・

この頃ではほとんど聞かれなくなった歌で、センチメンタルで自意識過剰な山の歌だ。詩はロジェ・デュプロというフランス人かな、忘れたけど、この人この詩を創ってその詩のように山で遭難死した。深田久弥が訳詞したものに曲がつけられて、かなりあちこちで…

岳人

「岳人」という山の雑誌を久しぶりで買ってみた。たしか以前は中日新聞社だかの出版であったような記憶だが、今は「ネイチャーエンタープライズ」という会社の出版となっている。山の月刊雑誌の双璧と言われた時代もあった「岳人」だが、一方の「山と渓谷」…

鍛える

雨が続き外に出られない日が多いと、“体がなまる”という現象にヒトは陥ります。実際にそうなるかどうかは不明ですが、気分的にはそう感じるようです。もちろん猫のようなヒトは一日中ぐったらしていてもそんなことはないでしょう。ヒトはともかく、猫は何で…

9月となりましたが・・・

昨日は台風一過の晴天で、朝方はかなり涼しくて空気も乾き、晴れた日中も風がさわやかで“あれ!一日早い秋”かと思わせる日でした。一昨日の夜は空も澄み渡り、例の土星、火星、アンタレスもすっきりと見えていました。ただ縦位置が崩れて“くの字”となり火星…

夏の終わり

相変わらず蝉は鳴きうるさいのですが、ここ数日は朝の温度が20度近くまで下がり、台風が2週続きでやって来るわで、夏も終わるのかと思わせる陽気となっています。確か去年も8月後半から急に涼しくなって、あれよあれよと秋となってしまったのでした。 “…

地動説

先週のこの欄で土星、火星、アンタレスが並んでいると書きましたが、アンタレスは恒星ですが土星、火星などの太陽系惑星はおおむね公転軌道が同一の水平面?にあるはずです。ですから、内惑星は別にして外惑星である火星、木星、土星はだいたい並んで見える…

昨日の空に出ていた雲はとても見事でした。夏空に白い入道雲というのは定番の景色ですが、あらためて雲の美しさと空の青さに見惚れました。青い空と白い雲、木々の緑、この三つが揃えば敵うもののない最強の配色です。 それにしても雲というものは不思議な現…

愚痴る

愚痴る、零す、ぼやく、泣き言をいう・・・、どうも季節の変わり目が近づくと倦怠感が増すようで、一日中ダラーと過ごす日が多くなり、頭に浮かぶ、口に出るのは否定的、後ろ向きの考えばかり。試しに類語辞典などを開き「苦楽」なる項目を引くと、「苦しむ…

月の光

夜中に起きて、ふと庭を見ると霜が降りたように白い。「疑是地上霜」と詠んだ李白の“静夜思”を思い起こさせる八月の満月でした。夕方まで雨の降っていた八ヶ岳西麓では、夜半過ぎから空が澄み渡り満月が出ていたのです。 青白い月の光はそれだけでも艶めかし…

告白

1633年6月22日、ガリレオ・ガリレイ(69歳)はキリスト教会の異端審問所の裁判官たちの前で、「太陽は宇宙の中心にあり不動だという誤った意見を完全にすてる・・・」ことを強要され誓わされたのでした。それは告白という形でなされて、以後フィレンツエ近く…

“フクシマ”のその後

東京電力福島第一発電所が引き起こした深刻な事態は、その後どうなったのだろう。忘れたころにニュースが流れるけれども、深刻な事態は依然として続いているようだし、メルトダウンをした原子炉の内部に至っては皆目見当もつかない状況が現在も続いている。…

優生主義 (つづき)

“障害者”という呼び方が差別的であるとしてやり玉に挙げられた時期がありました。“障害者”だけでなくいわゆる“差別用語”として「言葉狩り」の対象となった文言は数多く、裏を返せばそれだけこの世界は差別に満ちているということでもあるのです。さすがに近…

優生主義・・中休み

“つづく”などと書いておいてなんですが、一週間ばかり休みます。このテーマはかなりの重さを感じるもので、自分自身の消化がまだ上手くいっていないこともあり(まあ、ほとんどのものが消化不良であることは否めませんが・・・)、少し時間をおいてみようと…

優生主義

相模原で起きた重度障害者大量殺人事件は、悪名高いナチスの“優生主義”を思い起こさせるものとして、関係団体から様々な抗議の声が聞かれます。この種の事件が起きると決まって“生命の尊厳”あるいは“偏見と差別”などの文言が飛び交い、報道は“正論”と感情論…

8月ですなあ

都知事選も終わり、あとはオリンピックのバカ騒ぎに続き汗臭い高校野球と、もうそうでなくとも鬱陶しい8月が始まります。新都知事に決まった前自民党議員の方は、さっそく秋波を古巣に向けて送り、向けられたほうも過去はすべて流して未来志向とやらで、都民…

ヒトの役どころ

レッドデータブックなどに掲載されている、いわゆる絶滅危惧種と言われる動植物は、その多くがヒトの様々な活動によって引き起こされた環境の変化あるいは破壊が原因とされています。乱獲、開発という他の種には無い攻撃的進出で、地球上のあらゆる地域にそ…

何かおかしい

このところやたら涼しく、昨日などは窓を開けて昼寝をしていると、風が冷たくさえ思えた。蝉は季節らしくうるさく鳴いているのだが、その鳴き声と気温が同調してないのでやや違和感さえ覚える。 天気図を見るとこの時季にあるはずの太平洋高気圧がどこにも見…

そう言えば、ガモフはどうなった・・・

このところガモフの読書は遅々として進まず、やっと3巻目のラスト近くとなって停滞状態である。この3巻目ラストは“宇宙創成”にかかる部分で、このあたりの研究はこのところかなり新事実の発見があったりでガモフがこの本を書いた時代とズレが出ている。でま…

世界遺産登録のばか騒ぎ

上野の国立西洋美術館が世界遺産に登録されるとかで盛り上げっている人たちがいるようです。まあ盛り上がるのは勝手ですから別に反対する気はないのですが、コルビュジエが設計した建物群の世界遺産登録ですから、上野の美術館本体だけの栄誉ではなく、まし…

電信柱は利権の象徴

近所に新しい道路が開通して、こりゃ便利になったと思っていますが、なぜか電柱が両側にびっしりと並んで立っています。電柱の地中化が言われてすでに久しいのですが、一向に地中化は進まず、写真のように新設道路も電信柱が今は盛りと立ち誇っています。 都…