9月となりましたが・・・

 昨日は台風一過の晴天で、朝方はかなり涼しくて空気も乾き、晴れた日中も風がさわやかで“あれ!一日早い秋”かと思わせる日でした。一昨日の夜は空も澄み渡り、例の土星、火星、アンタレスもすっきりと見えていました。ただ縦位置が崩れて“くの字”となり火星が大分東にずれてきました。土星と比べると公転周期はかなり短い(火星は1.88年に対して土星は29.45年)からだんだん横位置の配列になるのでしょう。それに土星は地球から約12億8千万キロも離れている(因みに火星は約7千8百万キロ)ので、動きも遅く見えるのですね、きっと。それに私たちも動いているから少しずつずれてゆくのでしょう。
 今年は残暑が厳しいとの予測が出ていますが、昨日や今朝がたの感じでは“風立ちぬ”という様子で、秋の虫の声が夏の終わりを告げているようにも思えます。気象予報士の意見では、やっと高気圧の位置が夏らしい場所に落ち着きそうらしく、そうなると残暑も厳しくなるとの話です。10号台風の予想もかなり外した予報士の話ですから、当たるも八卦当たらぬも八卦程度の確立と思っています。
 ともあれ9月、「九月ばかり 夜一夜降りあかしつる雨の 今朝はやみて 朝日いとけざやかにさし出でたるに ・・・、蜘蛛の巣のこぼれ残りたるに 雨のかかりたるが 白き玉をつらぬきたるやうなるこそ いみじうあわれにをかしけれ」(枕草子130段)などと、気取ってみたくなる余裕も生まれる季節となる予感はします。


寝やすい時期だわね