今週は今日が初めての更新で、なんせ天候が愚図ついて雨が多く、おまけに蒸し暑いしするので何もする気がせず、宮部みゆき著「模倣犯」を読み通していたりして、更新のことなど忘れてしまったという、じつにどうってことのない週だったのでした。
突然「模倣犯」などを読み始めたのはＴＶでのドラマ放映を見たからなのですが、じつは「模倣犯」は既に原作を読んでいると勘違いしていたのです。ところがどうもドラマの筋が読めない、“あれ、また忘れているのかなあ”と文庫本に目を通すと、これがところどころ読んだような読まないような、あいまいな記憶しか出てこないのです。それで１巻目（文庫版だと５冊）からちゃんと読み始めたというわけです。読み進んでいくうちにこれは未読であると分かりました。どうも頭だけ読んで止めていたらしいと思い当たって、結局今週はこの本にかかりっきり見たいなようになってしまったというお粗末でした。宮部みゆきの主な本はだいたい読んでいるので早とちりしたようです。当然のことですが、ＴＶドラマより筋が複雑で伏線も多く、宮部作品の中でも一歩抜きんでたものでした。お暇な方には一読をお勧めします。
それにしても
“母さん あの秋の空どうしたのでせうね 夏が終わると高い空に 絹雲をたなびかせてやって来るあの空ですよ 爽やかな風と澄み切った空気 母さん 僕はあの秋の空が好きでしたよ・・・”
なんだあ それは・・
