立夏

 いやあ いよいよ夏の到来ですね。とは言っても暦の上だけの話で、まだこれから梅雨があったりするのですが、なんせ毎日グダグダ暮らす身にとっては季節の移ろいが速くて、一年もあっという間の出来事なのです。こんなに時間が速く進むと、あれよあれよという内にあちらの岸に行ってしまいそうですが、それもまた結構なことであろうかと考えたりします。
 連休が終わり巷ではあわただしい日々が戻ってきているでしょうが、先週も今週もそのまた次もずーと連休の私は気儘に過ごす毎日ですから、暦の上の移ろいがひとつの目安となります。自然の移り変わりに段落をつけて気分を切り替えたり、生活に変化を持たせること始めた人達は、きっと高い教養と研ぎ澄まされた感覚を持っていたのでしょう。実用上の理由もあったでしょうが、時の流れと自然の変化に豊かな感性をもって対峙していたと思わざるを得ません。時間に縛られない1年間を過ごしてそんなことを考えました。

私の境地に近づいたのね。