さて、何を・・・。

 やたら早い梅雨到来で雨の日が続く今日この頃ですが、原発は依然として先が見えず、いやそれどころかますます混迷を極めていくようで、“ごめんな再臨界”などというダジャレが本気で飛び出しそうな気配です。おまけに高濃度の汚染水がどこに行ったか分からない状態にさえも、既に慣れてしまっている恐ろしい日常が進んでいます。しかしいくら心配したところで私の様な市井のものは、せいぜいブログなどで暖簾に腕押しの雑文を書くていどのことしか出来ないのが実情です。歯がゆさは感じますが、“何をすれば・・・”と考えても“さて・・”と良い手は浮かびません。NHKの水野解説委員に現地で陣頭指揮を採ってもらうしか方法は無いのでしょうか。ブログやツウィッターではネクタイの柄が注目の水野解説委員ですが、原発事故の解説は歯切れよく適切なもので好感が持てます。
 それにつけても東電の事故処理のもたもた後手後手ばたばたには困ったものと思っていたら、今度は情報の隠ぺいに近い操作をやっていたらしいとなるに至っては、もう末期的とさえ言える体質を露呈してなお自覚がない組織のようです、東京電力という会社は。監督官庁である経産省原子力安全保安院の無責任ぶりにも呆れますが、構造的な無責任体制を維持管理してきた歴代政権政党は素知らぬ顔で内閣打倒を叫ぶ厚顔ぶりですから、今さらながらこんな状態のなるまで放置した国民のボケっぷりに改めて呆れています。
 もうなるようにしかならない、“さて、何を・・夕飯に食うか・・”程度のことしか頭は働かないレベルまでメルトダウンしています。

なるようにしか・・・・。