秋のギャラリー 2日目

 今日も雲です。高原の空に出た高積雲、ひつじ雲でしょうか。青い空とのコントラストが綺麗で、雲のおかげで空の広がりが一層強調されます。空と雲は絶妙のコンビで、もし雲が出来なかったら、それは大気がないことですからもちろんヒトや生物は存在できませんが、そんな大げさなことではなくても、空はひどく味気のない風景となるでしょう。雲は私たちに大気の流れを教えてくれますし、その形と色は一度限りの、二度と見ることの出来ないものです。宇宙空間にある星雲は原子や分子によってつくられますが、まったく同じ原理で雲も作られている訳で、どうりでよく似ているものといつ見ても(と言っても星雲のほうは写真で見るだけですが)思います。ただ大気中の雲はその形、種類も多くて、この絵のひつじ雲なども何種類もの変形パターンがあります。やはり宇宙空間より大気中の方が閉鎖空間だから分子や原子の動きが複雑になるのでしょうか。とにかく雲は見ていて飽きません。

F3 紙 鉛筆