ネットの情報力

昨日「アマンダー極小期」について触れましたが、ネットでそのあたりのことを検索してみるとすぐにヒットしました。「ウィキ」は無論ですが、個人のブログに詳しく解説されているものがあり、この人物は何者じゃいと思ってさらに検索をかけると、雑誌「ニュートン」の副編集長のブログでした。まったくこのインターネットという代物は、恐ろしく情報を蓄えているものと改めてあきれた次第です。もちろんネットに掲載されている情報がすべて正しいと言う訳ではないので、利用する側の見識や情報力も問われるのですが、居ながらにして瞬時に、様々な情報に接することが出来るアイテムは大変便利なものです。
こんなものが世界中で使われているのですから、情報を一手に管理することでその地位を守っている権力者や支配者の方々は、おちおちしては居られないも道理のはずで、あの手この手で規制をしようと奔走するのも無べなるかな、なんて気楽に思ったりします。しかし私は支配者にも権力者にも義理も借りもないので、規制しようとする動きには反対です。
「偽造品取引の防止に関する協定」という国際協定がすでに世界31ヵ国で署名され、日本でも近々に国会で批准されようとしているようです。この「協定」がインターネットの規制に結びつき、利用されようとしているらしいのです。具体的にはプロバイダーに監視義務を強制的に押し付けて(プロバイダーは確か国の許認可業務?)国の統制の一翼を担わせようとしているのでしょう。直接的な統制は難しい「民主主義国家」ではよく見られる間接統制のパターンです。犯罪防止や市民生活の防衛を理由とするいつもの手らしいのですが、国会の先生方には何が何だか分からないまま批准してしまうことも十分ありうる話で、全く困ったおっさん、おばさん達であることを、今度も如何なく発揮しているようです。あの人たちも権力者側の一員ですから仕方ないということですかね。まいったなあ。
 
 規制には目を光らせることね