いまはもう秋・・・?

9月の半ばともなれば朝晩はかなり過ごしやすくなり、”風立ちぬ・・・“などの文句の一つも浮かぼうという頃ですが、今年は一向に暑さが衰えずにおります。月初めには秋の到来を感じさせる日もあったのですが、すぐ夏がぶり返してきました。しかしあと1週間もすれば秋の本隊もやってくるでしょうし、遅ればせながらの秋雨前線も間もなく降りてくるでしょう。
などとのんびりとしたことを思っていると、福島第一原発方面では相変わらずのごたごた続きのようで、原子炉内の温度計が一部壊れたままとなっていて、修理のめどが立たないとか、作業員の線量計着装が依然としてずさんであるとか、かなり初歩的な問題さえ解決されていない状況が続いているようなのです。原子炉内からの水漏れは相変わらずのようですし、燃料棒の取り出しに至ってはいつのことになるのか見当もつきません。こんな状態でよく“収束”などと言えたものと、今さらながらに呆れてしまいます。
政府が「原発ゼロ」という方向を示そうと閣議論議すると経済界からは反対の声が挙がるし、核燃料再処理を止めると言えば青森県から「今までの貯蔵分は各原発に返却する」という話になるし、都知事閣下に至っては「もんじゅの研究を止めるなんて・・」と例によって独りよがりの世迷言をのたまうし、いっそのことあの老人は尖閣にでも引越せばよいのですが、そういったバカを支持する人が少なからずいるという、もう何が何だか分からない秋の訪れが遅れている今日この頃なのです。
 
 何でもいいけど眠いのよ