徒然なるままに

朝起きて その日一日別に何をするでもなく
行かなければならない所も しなければならないことも格段なく
世間とはあまり交わらずに過ごし 生きているのか死んでいるのかなどとは考えず
猫と話をして それでも物欲だけは消えずにいる

新しいカメラが発売されれば ネットで検索して物欲しげに見ている
月に一度は山に行ってただ歩いてくるけど 百名山をすべて踏破するなどとは考えない
春に花が咲けば 写真など撮るけどPCに入れっぱなしで
赤い葉が目立つ頃ともなれば やはり行って写真を撮るけど それだけで
気が向くと絵をかいたり ギターを弾いたりもするが 上達もしないしその気もない

図書館から借りる本と ブックオフの古本と 友人からの新刊書で 
読む本は山のようにあり だから乱読でおよそ身につかず 
読むそばから忘れることを続ける
それでも長年の習慣と時間つぶしで読むことを止められない

けれど 徒然なる生活は何よりもこの身に合い もう他の暮らしは出来ないと
病気になることだけに恐れを抱き お金でも落ちていないかと下を見ながら散歩する
あちこちが痛み 愚痴ることが多くなって でもまあそんなところかと諦め
毎日が過ぎてゆく

 
 私なんか徒然が生活そのものね