絞縄

 絞縄(こうじょう)とはどんな縄かと言うと、絞首刑の時に首にかける縄のことで、刑執行時には2.4メートル落下してこの縄が首に食い込むのだそうです。つい最近3人の死刑囚がこの絞首刑を残虐だとして刑の廃止を求める裁判を起こした?あるいは起こすとのニュースを見ました。一説によると、絞首刑による遺体はかなりグロテスクなもののようであり、いわゆる首つり自殺と異なると言います。どのように異なるのか、まあ想像ですが、2.4メートル落下すると体の重さで首が伸びると言うか、外れると言うか、要するに無理やり身長を伸ばすような、それを首の部分に力を集中させるのですからおのずと見たくないような結果が、そんなところではないかと思われます。先日お辞めになった法務大臣の方も、そのあたりを汲んであのような発言をなされたのか何とも言えませんのですが、死刑をダシに使った話が立場上見識を問われるのは間違いないようです。

 さて、私は何が言いたくてこんな縁起でもない縄のことを書き始めたのか、実はよく分からずにいて、この話はこれでおしまいです。