1天文単位

 地球から太陽までの平均距離を表す単位で、約1億5千万キロ、光速で約8分の距離です。なぜこんなことを突然に言いだしたかというと、今朝(10日)がたの散歩の途中、秋の雲を通して太陽が輝いていました。雲がちょうど星雲のような感じでかぶっていて、“太陽は本当に遠いところにあるんだ・・”と実感を伴って感じられたのです。1億5千万キロというのがどれだけ遠い距離なのか本当のところ分かりません。けれど、今朝はその遠さが実感できたのです。
 家に帰ってからさっそく調べてみると、太陽を1メートルとして約107メートル離れた場所に約1センチの地球があるスケールということだそうです。地球の直径が赤道面で約12,750キロメートルあるらしいので、それを1センチとして考えると、100メートル以上離れたところに約1メートルの太陽があって輝いているということになるのです。その間に金星があったり水星があったりするのですから、大変な距離であることが分かるのです。そんな遠いところからくる光や熱に頼って生きる生物が、数十億年も生き抜いているこの惑星には全く驚くばかり、と言うかその熱源たる太陽のエネルギーの大きさに呆れてしまいます。うちのにゃん子さんもこの熱がお気に入りで、今の時期から冬場にかけて大変お世話になっています。この熱や光は幾ら使っても請求書などというケチなものは来ないので、安心して利用できます。また、似たようなシステムでエネルギーを作っている“原発”などといった不完全なものとは違い、あちらはこの先数10億年は安全安心が保障されています。因みに、地球が1㎠ 辺り太陽から受けるエネルギー量は、1.96cal/minとなるようで、絶妙なバランスでの配給を遠いところからありがたいことです。

大変暖かいことです。