十八日目

 「枕草子」や「徒然草」はいつ開いても新鮮な驚きを与えてくれます。ヒトの意識や感受性は千年ぐらいでは変わらないのでしょう。

 てなことをシャラリと書いてうんちくをグダグダとのたまう、というのも悪くないと思いますが、素人のうんちくなど面白くもなんともなくただウザいだけですからしません。素人は素人なりの発想、処し方で行くのが一番と承知しております。

 そこで、十八日目となった今日はなにを書いたらよいのかという、十八を縦に並べると大のようにも見えるから、大風呂敷でも広げるかと考えた訳です。ところが「小人閑居して・・・」とか、「下手な考え休むに・・・」とか言われるように、素人が暇を持て余したり熟考したりするとロクなことにはならないようです。それでまあ身近なところをほじってみようかと、ゴミの分別について考えをいたしたのです。

 今はどこの自治体でもごみの収集は有料で分別も数種類になっています。基本は可燃と不燃、リサイクルなどになっているようですが、このリサイクルのうちのプラゴミと分類されるものに付きまとう疑問があるのです。あのプラゴミはどこまで再利用されているのかということです。プラゴミといってもペット、包装用、プラ用品・・・等々があって、一時期は外国、例えば中国とか東南アジアにかなり輸出?されていたとも聞いています。国内での再利用だけでなく外国で再利用資源として加工され、それをまた輸入するようなのです。しかしどうも単なるゴミとして放置されたり投棄されたりする部分もかなりの量になるようらしく、その辺りの疑問が私自身としては今も未解決であり、汚れたものや水洗いでも落ちないプラゴミは燃えるゴミとして出しています。素人考えで思うのですが、リサイクルの回すプラ(洗わなくても良い程度のもの)と燃やすプラを分けて、可燃物を焼却する熱を使い発電するシステムを各自治体で構築することとしたらどうでしょう。「コウジェネレーション」とかいうシステムです。あれをやればゴミも資源として有効に活用できるはずです。素人考えですが。四の五の言わずにやる気があればできるでしょう、素人考えですが。