漠然たる不安

 アメリカのトランプ大統領が次期大統領選への立候補を表明したらしい。共和党内での支持率が90パーセントを超え、世論調査でも43パーセントを超える支持を背景にして、2期目を目指してのスタートとのことだ。身内とは言え、共和党内での支持が90パーセントに達しているという事実に驚く。アメリカの共和党内にはリベラルという言葉はないらしい。日本会議が政権党のような状況なのだろうか、だとするとアメリカの民主主義は見せかけの張りぼてと言うことになる。しかし、直近の下院選では民主党が多数派を回復したこともあり、予想される来年の大統領選もトランプ大統領にとってはかなりの苦しいものになりそうな気配と言う。仮に2期目のトランプ大統領が実現するような事態となれば、世界の政治環境は大きく様変わりして、とんでもない時代が出現するような危惧を抱く。

 足元を見ると、私たちの国の内閣支持率も5割前後を維持して、自公政権は長期安泰のようにも見える。自民党内に占める日本会議派の数は知らないが、安倍首相を始め少なくない数を擁していると言われる。自民党アメリカの共和党の二の舞となった時に、私たちの国の“リベラル”は頼りになるのだろうか。あるいは私たちがそれらに対抗できるのだろうか。“シールズ”だけが頼りでは心もとないのだが・・・。

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どこかで聞いたタイトルだねえ