直下型地震はオトロしい

地面がずれ動くというのはとんでもないエネルギーが放出される現象らしく、活断層の上で暮らすことの危うさが改めて思い知らされた。私の家の5キロほど離れたところに立川断層というのがあるけど、あれもいつかは動くのでしょうねえ、ヤバい限りですねえ。
3.11以後あちこちで揺れたり、動いたり、噴いたりしているのだけれども、今度の熊本が東南海の予兆とは言えないのだろうか。たしか3.11の時も少し前に内陸部でかなり大きく揺れたと思ったけど・・・、例によって学者先生たちはそのあたりについては全く口を閉ざし、お国も秘密保護法で情報を管理していらっしゃるので、巷には漏れ出てこない。NHKなどはもっぱら政府見解と現場の写真をたれ流すだけで、先の見通しは全くないような状況が続いている。まあこればかりは来てみないことには分からない、という全く“正しい”言い回しか妥当なものはないのかもしれない。
最初は局地的と思えた被害も、その後の度重なる揺れでかなりの広範囲となって、15日には“明日にも現地に向かう”と言っていた首相の熊本行きもウヤムヤとなってしまい、余震はおさまらず、水や食料もうまく流れていないようだし、自衛隊員や消防隊員の突っ立っているのだけが目立ち、津波原発事故が無いだけ幸いと、関係省庁は胸を撫でおろして、官邸は景気の良い掛け声だけを張り上げている、そんな風にも見えるもったりした対応は、3.11の民主党政権とさして違わぬレベルなので、どうもこの国の危機対応能力というのは一向に改善されていないようだと、自己責任の一層の必要性を感じている。
それにしても、被災家屋の戸数の割には避難住民の多いのは何故なんだ。


避難住民という訳ではない