春はそこまで・・・

さしもの西高東低型気圧配置もやや力が衰えてきた様子です。周期的に雨が降ったり晴天になったりで、天気図の上からは春の気配が感じられます。梅の開花は遅れ気味ですが、公園の紅梅も半分ほどの花を開き香りが立ちこめています。
 などと気楽なことを申しておりますが、なんと福島原発直近に双葉活断層なるものがあって、直下型地震の恐れが増大していると東北大の学者が警告しています。言うまでもなく、今あの辺りに直下型地震が起こることなれば、すでに破損している原子炉に致命的ダメージを与えることは必定、そうなれば3.11以上の非常事態が起こることは明らかです。一説には首都圏にまで深刻な放射能汚染を引き起こすと言われていますし、早急に調査をして対策を(でも今だって手を拱いているのに対策など打てるの?と言った疑問は別にして)立てるべきでしょう。
 また聞くところによると、仙台市の歓楽街は昨年より大変な活況を呈しているとか。復興予算が回り始め、土建建設業界はバブル景気に沸いているようです。もう何をか況やですが、いっそのこと歓楽街を福島原発近くに移転してもらい、復興に役立てるとかしたら如何でしょうか。今後更に6兆円余りの復興予算が流れるらしく、一層土建建設バブルは進むでしょう。一時のあだ花ですが、他人の財布と思い気楽に金をばらまく政府や議員の体質と、それに群がるゴミのような連中の体質は一向に変わらないようです。
 ところで原発の是非を問う住民投票の署名は、どうやら30万の目標を達したようですが、一部署名期間が延びている地域もあるので、それらが終わり次第に審査を経て都知事に提出されることになるようです。しかし、その都知事が住民請求を無視するかのような馬鹿なことを言い放っています。まったくあの“眼をしばつかせる”老人は自分の仕事が分かってないらしく、オリンピック同様に都民の意思を理解できないようです。財政危機を理由に早々とオリンピック招致から撤退を決めたローマの爪の垢でも飲めば良いのです。
 春は近く・・・・ないのですかねえ。

spring has come