他愛もないこと

猫と一緒に暮らしているある人が、その猫のことを“一匹”とか“一頭”と呼ぶのに抵抗があると言っていました。実を言えば私もそう考えている一人で、一緒に暮らしている同居人、あるいは家族とも言えるのですから、“一匹”はどうも良くないなあと常々考えているところなのです。
ヒトを数えるには一人、二人(ヒトリ、フタリ)と、数の後ろに“人”をつけてカウントします。そこで私は考えたのです。“1猫”と書いて“イチニャン”としたらどうだろう、犬は1犬(イチワン)、ネズミは1鼠(イチチュウ)、豚は1豚(イチブー)・・・と、数の後ろにその動物の字を当てて、基本鳴き声を単位とするのです。例えば「猫が3猫(3ニャン)とネズミが5鼠(5チュウ)で合計8猫鼠(8ニャンチュウ)です」なんて言うのですね。あるいは「家(ウチ)は人が3人(3ニン)と2猫(2ニャン)の5人猫(5ニンニャン)暮らしで賑やかです」と言ったりします。こうすれば生きものみな平等となり、メデタシとなって世界平和がやってきます。
決めました、私決めました、これからはそうすることに決めました。

何を馬鹿なことを