松の内

一応今日までは正月の内ということですが、周りを見ても正月らしさは何もなくさっぱりしたものです。唯一玄関先の松飾がそれらしくかけてあるぐらいの正月風景で、クリスマスのあの電飾騒ぎにはとても及びません。
しかし考えてみれば、年明け早々からすでに始まっている値上げラッシュは、食料品を中心としたものですから懐を直撃する訳で、正月気分どころではないとも言えます。大企業優遇と円安、株価つり上げを最優先とする今の経済政策が、私たちの生活にプラスとなってやってくる前に、懐は干上がってしまうであろうし、そもそもそんな時はいつまで待っても来そうにありません。労働人口の7割程度と言われる中小企業に関係する国民が、少数の大企業あるいは資産家たちのお零れを、ただひたすら待つだけの歪な経済政策がこの国に何をもたらすのか、答えは明らかです。
そこで今年は自らが為政者となったつもりで、様々な施策について思いを巡らし、なおかつそれを提案していこうと、愚考しているのです。まあ、あの孔子さんに言わせれば、その職にない者がどんな立派なことを言っても意味がない、となるのですが、そこは蕎麦屋の釜ですから箸にも棒にもかからなくても一向に気にせず、“言いっぱ”の垂れ流しで行こうと、こうも思っている訳です。乞うご期待・・・というほどでもないか。
話はがらりと変わりますが、いつも散歩に行く公園の蝋梅が咲きはじめました。早咲きの一本の木がいつも正月辺りには咲始め、その他の木はまだ蕾ですが大分膨らんできました。あと1週間もすれば爽やかな梅の香りに包まれるはずです。
つづく

又何か言う訳だ・・・