議員ドックを創設しよう

うちわ、観劇のつぎはSMだそうです。政治資金規正法に基づく収支報告書の記載にSMバーの料金まで載っているようでは、こりゃもう何でもありの世界で、政治家本人が行っていないとか知らないとかで済まされる問題ではないのですが、このままチャラになってしまうのでしょうか。もうとことん馬鹿にされているというか、舐められているというか、政治活動費の税金負担をやめるべきですよ。一度全議員の収支報告書の洗い直しをした方が良いようです。でも、ワインを配ろうがSMに行こうがそういう人たちは選挙では当選するんだよね、何でなのでしょう。
政治家全部が悪いとは思いませんが、あまりにもレベルが低いと呆れます。地方議会議員の政務活動費といい、政党助成金制度といい、民主主義という制度の効率が悪く費用がかかることは百も承知していても、こう度々では“イスラム国”のやり口をとやかく言える筋合いではありません。緊張感が無いというか、ズサンというか、もう何とも言いようがないほど呆れるばかりです。
そこで私は考えました。昨日は人間ドックに行ってきたんですが、あれと同じようなもので“議員ドック”という制度をつくり、国会議員から地方議員まで全員を対象として定期的に受けさせるのです。各々の項目にAからDまでのランクをつけ、総合ランクでDとなった人は議員失格します。また、議員として立候補するときにはこの“ドック”を必ず受けることとして、その結果を公表するのです。考えてみれば、司法府及び行政府の職員となるのには司法試験や採用試験という一応は客観的選抜を経てからその職に就くのですが、立法府は“選挙”というあいまいな選抜しか受けません。選挙の主体たる有権者は、国や自治体の構成者であればその資格がある訳で、禁治産者準禁治産者、および皇族や収監者以外は概ね有権者として登録できます。言ってみれば味噌糞一緒くたな訳で、当然選ばれる方も同様に味噌糞一緒ですから、これはもう冒頭に書いた様な事態が頻繁に起こる道理な訳です。
議員ドックの検査項目については、各界代表や識者、専門家など広く会議を起こし万機公論に決して設定すればよろしいと考えるのです。これいい案だと思うのですが・・・。

それいいかも