やたらと寒い日が・・・

3月も中旬に入ろうとする今日頃なのにこの寒さは何でしょうか。明日は4月の陽気になるなどと気象予報士の方々は仰っていますが、その後また寒い日がやってくると言うし、例年であれば膨らみ始めた桜の枝を眺めながら、野外で熱いお茶などを飲むのにちょうど良い頃と思っている、そんなところなのですがねえ・・・。
思い起こせば3年前の今日はえらい日でした。私も花瓶を一つ失うと言う損害を被ったのですが、きっと数十万人もの人たちが3年前の今日という日が無かったならと思っているでしょう。考えてみると、私はどっちかと言えば運のよい方と勝手に思っていて、今までに何度かボロクソな目に会ったりしましたが、決定的なダメージを受けることだけは避けられました。おかげで今のような太平楽を決め込んでいられるのですが、あの3月11日を経験してからというもの、明日が必ず来ると思ったら大間違い、と時折思うことにしています(まあいつもいつも思っていたらやってられませんから)。少々の運など自然の脅威の下では何のつっかえ棒にもならないということを身に染みたのです。
自分の身は自分で守る、というごく当たり前のことを日常生活の中で粛々と実践することは実は案外大変なことで、はっきり言って自然の為さりようの前では出来ることなど高が知れ、ましてや個人が出来ることと言ったら精々即席ラーメンの買置きぐらいのもんですが、それでも“ストックヤード”という発想を念頭に当座の食料やら必需品を気休め程度には揃えるようになりました。
動画サイトであの日のNHK実況放送の録画していたものをつい最近見ました。どうでもいいような国会の審議の最中に突然地震が発生、議員たちは何が起きたか分からずにきょろきょろしている、そのうち画面は臨時ニュースのものとなり、以下延々と数時間にわたり実況が続きます。リアルタイムで見ていた記憶がよみがえってきました。あれから東京は何も変わっていません。恐ろしいことです。

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