投票率、もう一歩

自民党が圧勝して終わった参議院選挙でしたが、投票率も下がり52パーセント台まで落ち込みました。あと少しで50%を割り込むところまで来たという見方も出来ます。投票率が下がったところで選挙が無効になる訳でもないし、何も変わらないと言えば変わらないのですが、選挙そのものに対する関心の低さを示すことにはなるから、制度上の議論を起こすきっかけとして意味があるかも知れない、とまあ思っているのです。
しかし東京選挙区では山本太郎さんが反原発一本やりで当選しましたから、民意もある程度は影響力を発揮したというべきでしょうか。どちらにしても、時代は逆戻りしそうな気配です。政界は一強他弱の様相が濃厚となりました。社会党という名の政党が存在していた頃の、あの頃の自民党です。当時自民党単独過半数を持っていた政党ですから、考えてみれば今より強力だったのです。あれから集合離散が繰り返され、結局残った政党である自民、公明、共産の3党が今回の選挙でそれなりの存在感を示したとなったようです。時代は変わる、されど進まずと言ったところでしょうか。それにしても、共産党の支持層が60代中心とは・・・、この辺りが時代は変わったという実感ですかね。
 

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