支持率51パーセント

毎日新聞が先週行った世論調査によると、安倍内閣の支持率が上昇して51パーセントとなったようです。上昇した原因は日韓合意(慰安婦問題)などの外交での成果によるものではないかとの分析ですが、日銀による株価操作(マイナス金利)と円安誘導によっても私たちの暮らしは一向に上向かない現実を、世論は全く意に介してないばかりでなくむしろ評価しているらしく、万年少数派の私は“へいへい お代官様に言う通りでごぜえます”と引っ込んでいるしかない状況のようなのです。
しかし、主要閣僚が金銭問題で辞任したばかりだし、“パンツ大臣”も抱えているのだから過半数を超える支持というのは、これは如何なものであるかと思わざるを得ないのですが、国民のレベルぴったりとの親近感からなのか、正直なところ呆れてしまう世論調査の結果でした。これで衆参同時選挙になだれ込む弾みとなったりするのでしょうか。
ただ民主党をはじめ野党の魅力が甚だ乏しいという現実が続いており、極端な話、どの時点で選挙しても与党の勝ちは揺るぎないようにも思えます。現行の選挙制度が「違憲状態」であると指摘されているにも拘わらずに、一向に改めるでもなくぐずぐずと先延ばしにする与党自民党の、高笑う姿が想像されて何とも歯がゆい思いであるのです。
すでに博打場と化している証券市場は、乱高下を繰り返して利ザヤを稼ぐハゲタカの跋扈する所のようです。その株価の上昇に内閣も日銀も寄りかかりながらの政権運営は、行き着く先が闇の中とも言える危うい状況であると思えるのですが、どうも国民こぞって“ええじゃないか、ええじゃないか”と囃したてているようで、“いやあ これは少し不味いんでないかい”と老婆心は考えてしまう・・・の、ですなあ。

私への支持率は・・・