違憲議員

土曜日の新聞朝刊に「違憲議員」という題の意見広告が掲載されました。掲載主は「一人一票実現国民会議」という団体です。おりしも「0増、5減」案なる党利党略むき出しの選挙区区割り法案が国会の委員会で強行採決された翌朝でした。おそらく、この事態を見越しての掲載であったと思います。迅速かつ効果的な掲載で、このような動きの出来る団体の主張は傾聴に値すると言うべきでしょう。
現行選挙制度は発足当時からいわゆる「死票」問題を含め疑問視された選挙制度でした。しかし、マスコミをはじめこぞって当時の自民党の尻馬に乗って持ち上げて制度化されました。小選挙区制は民意を反映しづらいと同時に、地元意識に捉われないで政策を決定するという国会議員の職責にそぐわない制度でもあるのです。そうでなくともこの国の国会議員は地元大事のどぶ板議員ばかりが多いのですから、小選挙区制ではいっそうそれに拍車はかかることは明白でした。その上に1票の地域格差違憲状態では、「0増、5減」などで済ませるはずがないのです。
私もこの選挙制度には考えるところがあります。まず、選挙区は全国1区とします。昔の参議院全国区ですね。加えて、年代、性別の有権者数に応じて議員定数を決め、その枠の中で上位から当選者を出します。投票は自由とし、60代男性が20代女性候補に投票も出来るという(私などはこのケースになるやもしれませんが)制度を提案します。今の国会議員を見ると老人と男性ばかりが目立ち、女性もお世辞にも若いという人は居ません。若年層の選挙離れの防止にも効果ある制度でもあり、「死票」率も低いし、1票の地域格差などないのですから、大変結構な制度であると自画自賛しております。
違憲議員の皆さん、少しは本当に国民のための仕事をしてくださいよ、全く居眠りばかりしているんだから。しかし、もし私の言う選挙制度になったら違憲議員の皆さんは殆ど落選でしょうねえ、選挙制度変える気なんかないのね、あんた達は。
 

あ、貴女はいいんです 寝ていても