選挙の結果

新聞やTVで14日に行われた総選挙の結果について様々な論評が出されています。そこで私も考えました。いえ、私だけでなく、夫々がそれなりに今回の選挙結果について考えていると思います。ですからただ考えているだけでなく、少しまとめて特徴点ぐらいを整理してみたら良いと思うのです。
私は次のようにまとめました。
投票率が低かった。
自民党議席を減らした。
③ しかし、自民党は圧倒的に多数の議席を獲得した。
④ 野党は駄目だった。
共産党議席を倍増以上にしたが、これはアンチ自民の受け皿との意味合いが強く、共産党がそんなに大げさに喜ぶほどではない。
自民党の得票数は比例で全有権者の17パーセント程度、選挙区でも20パーセントに満たない。
⑦ 現行選挙制度は民意を反映していない。違憲状態である。
⑧ NHKの出田アナが自民党の候補者と結婚していた。
とまあ、こんなところですが、⑧は選挙結果とは直接関係なく、選挙を通じて明らかになった事実であったという、私の個人的感想です(実は昔からNHKの女子アナに関心が高く、勤め先がNHKのすぐ近くにあったこともあり、山根アナなどとは喫茶店で一緒になったりで・・・、まあ古い話です)。
 与太話はともかく、選挙後の会見で安倍首相が言うように、“国民の信任を得た”とか“アベノミクス”が支持されたなどと胸を張れるほどの選挙ではなかったと言うことです。結果的に与党は過半数をはるかに超えて3分の2の議席を獲得したのですが、低投票率小選挙区制度という枠組みの中での“大勝”であったと思うのです。ましてや憲法改定に踏み込むことを国民が容認しているなどと、考え違いをしてもらっては全く困るばかりなのですが、どうもその辺りを自分勝手に解釈しそうな首相なのです。幸い参議院はいまだ3分の2を与党が占めていませんが、“改憲勢力”と言われるものも少なくないようですから、2年後の参議院選挙では何としても、少なくとも参議院だけは“護憲派”が多数を占めるような状況を作り出さないと、ヤバイ!と思う訳です。

なにが女子アナよ 馬鹿みたい