あるじなしとて・・・

 近くにある公園の蝋梅や紅梅が咲き始めている。これから一段と寒くなる季節だが、梅の花はけなげに咲く。先月から咲き始めた梅だが、12月と1月では何か違った花に見えてくる。香りも強くなったように思う。
 山では人が全く来ないようなところにも花は咲いている。もちろん花だけでなく、蝶や鳥や虫などもヒトと関係なく生きている。地球上でヒトが常時自然(ヒト以外の他の動植物とその生態系)と接している場所はそれほど多くなく、ヒトを介さず生きている自然が圧倒的だと思う。けれど空気や水はその間を行き来するので、おたがいに影響を与えあっている。とは言っても、ヒトは自然を収奪したり破壊したりするのが常で、あまり自然にとってはよいパートナとは言えない。
 ヒトは自然の主ではないので、ヒトが居ようと居まいと自然は関係なく自分たちの命のサイクルを回していく。“主なしとて 春な忘れそ”などと言うのは片腹痛いと自然さんは思うだろう。
以上は梅を見ての感想であった。まったく捻くれていると自分ながら思う。

何しているかって? ストレッチよ。