踏切

 電車が通る線路と車や人が通る道路が交差する場所で、何故か電車優先で車や人は何時も待たされます。あれもおかしな話で、なんで電車は何時も優先なんでしょう。公共輸送機関で大量に人を運ぶからでしょうか。それとも、線路内は専用敷地だから優先権は電車に有る、と言うことなのでしょうか。どっちにしても、踏切で待たされるのは嫌になります。開かずの踏切なんてのが未だに有り、有名な小田急線踏切はあちこちでラッシュ時には遮断機が下りっぱなし、なんてことも珍しくないようです。私も中央線の武蔵境駅東の踏切で2時間近く待たされたことが3年ほど前に有りました。その時は車だったので、抜けるに抜けられず往生しました。今は立体化されたので夢のようです。
 交通渋滞の原因解消と言うことで、踏切の立体化が計画されていますが、遅々として
進まず、相も変わらず踏切では車や人が並んでいます。都市構造を変えない限りこの問題の解決は無いのでしょう。また、踏切の一時停止義務というのが道交法には有って、これがまた交通渋滞の原因となっています。諸外国では警報器、遮断機の設置されている踏切の一時停止義務というのは無いようです。日本だけが何故か一時停止させられています。あれが無いだけでも道路の流れはかなりスムーズになるはずで、どうにかならないものかと思っていたら、道交法では信号機が設置されている踏切は、信号機が優先するとなっていると言うのです。だったら、交通量の多い踏切には全て信号機を設置して、普通の交差点同様な取り扱いをしたらよいと思うのですが、一向にそんな話は聞かれません。信号機の設置は警察が所管しているらしいですが、100メートルや200メートルの区間に3基も4基も信号機を設置して交通妨害のようなことをするのなら、もっと有効な設置を考えて欲しいものです。全く警察も天下り先(信号機の製造元)の利益ばかり考えてないで、少しは交通政策に本腰を入れてくれなければ困ります。
 蛇足になりますが、私は踏切では減速はしますが一時停止も左右確認もしません。もちろんその筋の方がいないことを確認の上の行為です。非常に快適です。

トンネルを抜けると 踏切だった・・・。