建設的意見を一つ

「建設的」という以上は抽象的ではなく、土木的というか公共事業的というか、要するに今の政権の皆様が言ってらっしゃる、あるいは為さろうとしていらっしゃる方向と、似て非なる「建設的」意見ということになります。もう最初から何を言っているのか分からない抽象的な物言いですが、要するにバスのことなのです。
バスは電車や地下鉄とともに、公共輸送機関として効率的で柔軟性のある手段です。路線の敷設や工事は不要ですし、道さえあればどこでも運行が出来ます。しかし、都市部では交通渋滞によって定時運行がままならず、地方では人口減少や自家用車によって、ともに乗客の減少が課題として浮き上がっています。そこで、バスの将来に光明をもたらす起死回生の一手を考えました。
その1 まず乗りたくなるようなバスをつくることです。いまのバスはただ人を詰め込んで運ぶことだけを考えた代物です。見た目はよくないし、椅子も乗り降りも良くはなったとはいえ、いまひとつです。色、形、それに動力はせいぜいハイブリットか出来れば電気によるものとしてほしいのです。“猫バス”ぐらいの魅力ある乗り物を考えていただきたい。
その2 バスレーンは都市部の運行には必要不可欠です。以前にはこのレーンが設置された道路もあったのですが、なんせ狭い道路を使いますからいろいろ不満が出て、それで無くなってしまったのでしょうか。狭い道路は一方通行にしてレーンを確保すればよいのです。公共の利益優先です。
その3 人口減少地域、とくに地方などでは路線を柔軟に変更して、停留所も同様に数を増やし、タクシーのような利用が可能なシステムを取り入れればよいと思います。すでに東大ではそのようなシステムを開発しているかに聞いていますから、車種も小型化してフットワークのよい足の確保になるでしょう。
まあその他いろいろあるでしょうが、とにかくもっと魅力あるバス、とくにスタイルに拘ったバスを走らせてほしいですね。流線型とかスケルトン風とかレトロっぽい奴とか、デザイナーなんてやりたがりますよ、間違いなく。
 
 なに?建設的って、猫がどうしたって?