九日目

 何か用か、九日、十日・・・なんて言う古いギャグがありましたが、いよいよ九日目です。

 今日の話題は何と言ってもコロナワクチンに関するもので、政府主導で大規模接種会場が東京と大阪に設置されるという喜ばしいニュースについてです。なんと処理件数が一日当たり一万件と言いますから何とも心強い限り・・・思ったのですが、よく考えて(よく考えなくても・・・)見ると、果たしてそんなことが可能なのかなあと思わざるを得ません。なぜかと言えば、東京の会場は大手町の合同庁舎らしく、そんなところへ高齢者(高齢者が最初に接種)を集めることが出来るか?という疑問、それに一万人もの人を集めたらそれらに対応する人員もかなりのものとなり、大混雑が起きてしまわないかという疑問などがまず浮かびます。また、各自治体単位での接種というカテゴリーから外れてしまうこの取り組みの管理をどこが所管するのかが不明であって、更なる混乱を発生させてしまう恐れがあるとも思えます。自衛隊を動員しての取り組みらしいのですが、災害救援と違って事務処理を伴うこのような作業を、果たして自衛隊に出来るのかという疑問も生じます。

 それやこれや考えると、これまでのもたつきや取り組みの遅れを払しょくしようとする政府のパホーマンスに過ぎないのではないかと、本気でやる気ないなあこれはと考えてしまいます。

 一説によれば、ワクチンの管理さえままならない状況であるとも言われている政府の対応は、はっきり申しまして、まったく阿保かと言いたくなる今日この頃でございます。