朝から大騒ぎ・・・

 今日は朝っぱらからJアラートやらが発令されて、“すわ!空襲警報”といった騒ぎ方があちこちでされたようです。TVやラジオは緊急速報体制で通常のニュースはすべてカットされ、同じセンテンスを繰り返す放送に終始しました。結局のところ、北朝鮮のミサイルが北海道の襟裳岬上空を通過して約1100キロ先に墜ちた、あるいは落ちただけのことですから、空騒ぎしすぎているとも思えます。
 その後の政府の対応は例によって例のごとくで、特段のことを為した訳でもなく、ただアタフタとしていることだけが目立っていました。アメリカではこのニュースを取り上げるよりは、自国内の洪水のニュースが中心であったと言いますから、さほどの衝撃はなかったのでしょう。日本政府の対応があまりに大事過ぎたものであったようです。
 言うまでもなく、危機管理における迅速性、正確性は最重要課題ですが、ミサイルであろうが砲弾であろうが着弾地点の推定、もしくは到達予測時間に関する情報を、まったく私たちに知らせずにただ危機をあおるようなJアラートとは一体何なのかと疑問を呈せざるを得ません。そういった情報が的確に把握できない、あるいは私たちに開示できないシステムであるとするなら、そんなもの税金を使ってほしくないと思います。
 北朝鮮に対する制裁云々を政府は度々口にしますが、一向に効果上がっているようには思えず、ほかに言うことがないから、あるいはすることが解らないから当座凌ぎをしているようにも見えます。北朝鮮の脅威を口実にしてあれこれと今まで出来なかったことを、この際一気にやってしまおうという“魂胆”が見え隠れするというのは,うがった見方でしょうか。

朝からうるさくて眠れなかった・・・