国の借金総額が１０００兆円を超えているのですから、６００兆ぐらいでは驚きませんがそれにしても、まだ経済成長に望みを託すとはとゲンナリします。
無投票で自民党総裁に再選された安倍首相は、すでに破たんしたと言われる「三本の矢」の後釜「新三本の矢」というのを押し出すそうです。“結果を出す”と連呼した自民党両院議員総会での演説は、裏を返せば“結果”が出たのは戦争法案の成立だけで、経済については“官製景気”とも言うべき状況をつくっただけ、一向に私たち庶民のところまではその影響は現れていない、その焦りが連呼につながったと思えます。どうも時代を読み違えていると言うか、単純思考というか、右肩上がりの経済運営が忘れられない、実にどうも困ったなあというグランパコンプレックスの首相なのです。
総会に出席した同党の議員たちは、一蓮托生の思いなのか毒を食らわば皿までもの思いなのか、あるいは呉越同舟なのか「政権と魚は頭から腐る」を地で行く風と思えました。是非とも次回の選挙ではそれを証明したいものです。
裏を返したら・・・」
