アマリリス

“みんなで聞こう 楽しいオルゴールを ラリラリラリラ 調べはアマリリス
という歌詞で、知っている人はもうかなり年を食っているという「アマリリス」なのです。因みに2番を調べたところ、
“フランス土産 やさしいその音色よ ラリラリラリラ 調べはアマリリス”となっていました。要するにオルゴールの歌ではないかと思ってしまうですが、アマリリスという花の歌で別にラリッている訳でもないのでしょうが、怪しいと言えば怪しい歌詞と思えなくはありません。
ちょうど今の時期には近くの公園でホンアマリリスが咲いています。ピンクのとても綺麗な花ですが、夏の花とは知りませんでした。“姫小百合”というよく似たユリがありますが、これは山の中に行かなければ見ることが出ません。私も写真でしか見たことがないのですが、姫小百合というのは別名で、本名は乙女百合と言うそうです。自生地として有名なのは朝日や飯豊連峰で、両方とも行ったことがありません。
でまあこの「アマリリス」なのですが、何でオルゴールとアマリリスが関係あるのかと思い、すこしネットを探ってみたのですが、どうやらもとはフランス民謡らしく、つくったのはルイ・13世(ウィキではアンリ・ギスらしいとなっています)というとんでもない歌のようです。日本語の歌詞は岩佐 東一郎という人が作詞したらしく、原詩がどのようなものであったのか分かりませんでした。この曲はオルゴールに使われていることが多いようですから、その辺りからオルゴールの歌のようになったのではないかと思われます。しかし元歌はあくまでもアマリリスを題材とした歌のようです。
下の写真はホンアマリリスです。綺麗なものですねえ、でもラリラリラリラ・・・という感じとは少し違うような気もしますが。