梅雨

いよいよ東京も梅雨入りで、その昔覚えた知識によれば、「梅雨」とは暖かい太平洋高気圧と冷たい大陸性の高気圧が日本を挟んで対峙し、その間の低圧部に出来る本州南岸沿いの停滞前線によるもの、などと記憶しておりましたが、近頃では停滞前線など無くとも6月に入って雨模様の気候が続く状態を「梅雨」と言うらしいです。
今年の梅雨入りは偏西風の蛇行による低気圧のノロノロ移動と、そこに流れ込む南の湿った空気が原因らしく、梅雨入りそうそう大雨警報が出るという、事実四国辺りでは例によって観測史上初の雨量を観測するという、実に激しい気候となっている模様なのです。
北海道ではつい先日に37度を超える猛暑が襲ったとも言いますから、もうこれは完全にどうかなってしまった天候と言うべきで、草津白根山では噴火の兆しもみられるなんてこともあって、天変地異まさに起こらんとするのではと期待と不安が入り混じる、いや期待はともかく不安は膨らんでくる、ちょっとヤバイんで無いかい“山ちゃん”などと独り言を口にする午後3時の気怠さ・・・、ま、そんなことも考えるほど不気味な梅雨入りでもあるのです。
今週は目の保養もしたしするので、雨の間にじっくりと構想を練って来週の梅雨の中休みに向けて(何か予報では1週間ほどすると今度は偏西風の高圧部に入るようで晴れるとか言っています)、体調を整えて臨むこととしましょう。何に臨むのかって、もちろん雨上がりのお山です。

雨の中に良く行くわね