猛々しい気候

いやあ暑いですねえ、もう梅雨なんか明けたような、そんな雰囲気です。
今年はあちこちで観測史上初という記録が聞かれます。この国だけでなく、アメリカでもヨーロッパでも自然の猛威といった気象現象が目立ちます。学者に言わせれば、ここ百年ぐらいは地球史上で最も穏やかな気候が続いた時期らしく、言わば“異常気象”だったとのことです。一昨年あたりからその異常気象が終わって、“普通”の状態に戻りつつあるのかもしれません。豪雨も干ばつも猛暑も酷寒も、台風も竜巻も雷も、日常的な気象現象として相対していかなければならない、そんなサイクルに入って来たのでしょうか。
 豪雨で水浸しとなった町のニュース映像がTVで流されます。同じような映像でもアメリカの町と日本の町とでは天と地ほどの差があることに驚かされます。言うまでもなく、その町の造り、道路の広さや家並みの違いです。同じ先進国とは思えない豊かさと貧しさの格差に目を瞠ります。いやこれは豊かさとか貧しさの問題ではなく、住環境に対する文化、文明の差であり、こんなことで目を瞠ることなどしたくないのですが、とんだところで見せつけられてしまいました。「過酷な条件にさらされると弱点が浮かび上がる」という例えの通りです。これからこのような猛々しい気象にさらされる機会が増えるたびに、“格差”を見ることになりそうです。
 話題はがらりと変わりますが、夕方(16日)のニュースで原発に反対する集会が17万人の参加者をカウントしたと報じていました。デモ行進がまだ続いているとヘリからのレポートも伝えています。私は参加者とはならなかったけど、ちょっと楽しくなりました。
 明日は山に行くので休みです。
 
 反原発集会には参加しないけど 山には行くんだ へえ・・・。