国立競技場が７月から壊され、来年からは新国立競技場の建設が始まるようです。建設費用は１７００億円を超えると言われ、当初予定の３０００億円より安く仕上がると胸を張っている馬鹿な人たちがいます。８万人を収容する規模の施設が、今後どれほどの需要があるのか、すでに疑問視されて久しいのですが、スポーツ以外のイベント中心の催し物を想定しているらしく、何のための“国立競技場”なのか、誰のための施設なのか、全く理解に苦しみます。
TBSTVの「報道特集」という番組で、この国立競技場問題を先週の土曜日に取り上げていました。景観、建設費、オリンピック後の利用法などなど、多くの問題提起がされていました。またアスリートからも、競技場建設に当たり競技者の意見を求められたことがない、といった証言などもあり、一体何のために新競技場を建設するのか、まさに議論不足であっても何が何でも建設優先、という意向が強く働いていると思われました。もっと早くからこのような論点での報道が欲しかったと残念な気もしますが、まだ７月までは時間が残されていますし、今からでも取り壊し中止に持ち込むことが可能であると思われます。首相官邸への「金曜日デモ」方式の取り組みを、国立競技場前でも行えるなら希望はあるでしょう。絵画館前の並木や競技場周辺の環境を守り、なおかつ無駄な税金を使わせない、オリンピックに賛成の人も反対の人も、新国立競技場建設に疑問を持つ人ならばみんな参加できるような、そんなデモが起これば安易に取り壊し作業には入れないはずです。
誰かそういった“ことを起こす”のが得意な人いないですかねえ、私すぐ乗りますけど・・・。
自分ではやれないの？
