さて、仕切り直しです。

ご案内のように先週はウィルス騒ぎであたふたして、どうやらこうやら元通りになりつつありまして、まずは一安心と言ったところです。
しかし、なんでもそうですが、ことが起きないと分からないことは多くあり、今回もウィルス対策のソフトが何の役にも立たずに侵入されてしまい、安心しきっていたことが裏目に出てしまったようなのです。ウィルスソフトも新手のものには全くお手上げな訳で、考えてみれば既存のウィルスに対してはデーターがあっても、新種のものは病気のウィルス同様に免疫がない訳で、効果は期待できないのです。そんなことは少し考えればわかる道理なのですが、つい勘違いして油断してしまう甘さを改めて確認してしまった次第です。   “便利なものは注意が必要”という当たり前のことが、なかなか実感できないほど便利になりすぎている昨今、老人の錆びついた頭を刺激するに充分な出来事でした。
巷は突然の春の到来で、桜も開花するわ風は吹くわで大分賑やかとなりました。あと1週間もすればあちこちの桜の名所は大騒ぎとなるでしょう。今年の冬は異常に寒いと思っていたら、3月になったとたんに今度は馬鹿陽気が続き、あっという間の桜の季節です。まだ梅もだいぶ咲いていますから百花繚乱の春となるやもしれません。気候が少しづつずれてきているようにも思われ、よく言われる地球の活動が活発になっていく兆しが、具体的な形となってきたのかも知れません。地震活動や気象変動は、まさに地球の営みそのものですから、その表面に張り付いている私たち生き物は、ある意味では為す術もない状況で暮らしていると言っても過言ではないでしょう。地球から見ればヒトなどは微生物ですから、ブルブルと地球が身震いすれば、それだけで絶滅しかねないほどの弱い生き物です。
何でもことは起きないと分からない、のですよ。
 

何か起きるの?