それどころではない、のでは?

昨日、地球の営みが活発化しているのでは、と書きましたが、環境問題や例の2酸化炭素排出問題などは、まさに地球規模の課題であるのに、地球自体の活動と密接に絡んだ議論が弱いように思っています。“グローバリゼーション”と言えば主に経済的な分野を中心にヒトの活動について語られることが多く、地球とヒトとの関係で物事を理解する視点が蔑にされていると思うことが少なくありません。
曰く、“俺は持っているけどお前はダメ”(核兵器などに関するアメリカ始めとする核所有国)、“核攻撃も辞さない、何処そこは火の海となるだろう”(北朝鮮の脅し。そんなことより人民の食い物の心配を)、“旧約で約束された土地なのだ”(イスラエル。2000年前の約束って時効バリバリだろう)、“世界は我が国を理解する必要がある”(中国新指導部。理解してるよ、大気汚染と環境破壊と格差拡大は得意技ってことを、何が社会主義だよ)、ついでに言うと、700年も前の所有権を持ち出して窃盗品を返さない(韓国)というのも驚きますが、原発の事故処理が遅々として進んでいないのに、稼働再開を当然とする方針で行こうとする私たちの政府もかなりのもので、これらの国の指導者たちは自分の国、もしくは自分の都合しか考えない、幼児レベルの知能しかないのではと疑りたくなるほどのお馬鹿ぞろいです。このような人たちは地球の活動のことなど思考の片隅にもなく、地球がくしゃみをして風邪でも引けば、私たちは一溜りもない存在であることをすっかり忘れているかのようです。M9の地震が来れば、津波が来れば、都市の一つや二つはあっという間に消滅してしまい跡形もなくなります。10キロ四方程度の隕石が落ちてくれば、一瞬のうちに東京など消えてしまう、そういったレベルで暮らしているのです、私たちは。
自分の都合ばかりで動くのは少しマズイでしょう、偉い人たちは、ねえ。まあ私は市井の俗人ですから、自分の都合しか考えられませんが・・・。
 

慎みが大事