半夏生

すでに1年のうちの半分が消えてしまった今日この頃ですが、この後の半年の間に地震津波原発の事故も、起きないという確約が何処にもない危うさに満ちたスリリングな時間が続いています。関西の大飯原発に続き、きっと今年中にはあちこちで再稼働を狙う原発が目白押しとなる、そんな予感がする半夏生の翌々日です(今年はうるう年なので7月1日が半夏生でした)。
3.11から1年と3カ月余り過ぎ、そろそろ地震津波の恐怖も薄れてきた日常が戻ってきたかに思えます。普段はめったに通ることのないトラック物流道の“環8”を走って、道路が複雑に交差し(立体交差が次々と出来て、危うくトンネルに閉じ込められるところであったのです)住宅密集地域が延々と続く様子をみると、どう考えても直下型大地震で想定される被害予想では済みそうにないことが、実感として伝わってきます。にも拘らず太平楽を決め込む都知事をはじめとする役立たず達は、やれオリンピックだ「尖閣」だと浮かれ上がっている始末で、きっとことが起きた暁には、お定まりの「想定外」を繰り返すだけの責任逃れに終始するのでしょう。猪瀬とやらに東電を批判する資格なんぞありません。
半夏生などというのどかな季節の移ろいを、あの時はまだ思い出すことが出来た・・」なんて言わなくてはならない羽目は、なんとしても御免こうむりたいのです。しかし、このようにあちこちで地震やら噴火予想まで出る始末では、避けて通れない道なのでしょうか、瓦礫の山に埋もれてしまう近未来の道は。
 
 この手の肉丘のあるうちは・・・