ユニセフのキャンペーン

 ユニセフ発展途上国の乳幼児救命募金キャンペーンをTVで流しています。何か割り切れないものを感じます。
 目の前にお腹をすかせている子供がいれば、病気で死にそうな子がいれば、黄色であろうと白であろうと黒であろうと手を差し伸べて、どうにか出来るものならしてあげようと思うのが人情(少し例えが古いですが)であろうと思います。だから、ユニセフのやっていることにケチを付けようなどとは考えていません。しかし、開発途上国の乳幼児死亡率が低くなったとしても開発途上国が豊かになる訳でもないし、人口が増えてなお一層に食料問題や就労、経済格差などが深刻化することが懸念されるのです。世界中の国境が無くなり、国も行政も地球単位で考えられるような政治経済体制にでもなれば別ですが、いまの状況では焼け石に水というか、余計なお世話をしているとしか思えない気持ちがつきまといます。その国ことはその国に任せ、下手な手出しはしないというのが一番の方策とも思えるのです。アフリカやアジア、南米で、さんざん悪事の限りを尽くしてきた西欧の文明は、その贖罪意識をてこにしてユニセフなどという欺瞞的組織を創ったのではと、下衆の勘繰りをしてしまいます。
 発展途上国だけでなく、世界中の全ての子供たちが健やかに育つように願うなら、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国などを中心とした武器輸出を全面的に止めさせるキャンペーンでも張ったほうが、よほど意味があると思います。しかしそういうことは国連も含めて一切やらないんですね。だからどうもああ言ったキャンペーンは嘘くさいというか・・・、やはりこれはケチをつけていることになりますか。
 
 私達の仲間が殺処分されるのも止めさせて