災い転じて福となす

 ものは考えようというか、逆境をバネにするというか、そういうことに頓着しないでホイホイやり過ごしてしまう、昨日書いた中でとりあげた「明日に向かって撃て」の主人公の二人はそんなタイプの典型です。ブッチとサンダンスは実在の人物で、あちこちで銀行強盗などを繰り返し最後は映画と同じくボリビアで銃撃戦の末に死亡したとされています。二人の実像はともかく、映画の中での二人は底抜けに楽天的で、いつも明日への希望を失わない愛すべきキャラクターでした。印象的なラストシーンが今でも思い出されます。
 そこでなのですが、何をやってもダメだしされる今の民主党執行部の皆さんに、一つご提案なのですが、与党慣れしていない新米なのですからここは一番初心に帰り、思ったことを思った通りにおやりになったら如何でしょうか。もうここまで来たらダメ元、どうせ次の選挙では野党になるのでしょうから、思い切って今のうちに出来ることみんなやっちゃう、これしかないでしょう。私は民主党支持という訳ではないので、民主党そのものがまあどうなっても良いのですが、また自民党がしゃしゃり出てくるとか、みんなの何とか党とかいう自民党の片割れみたいなのが幅を利かすのは、それもまた如何なものかと思っているのです。「災い転じて福となす」、今となっては「福」は少し無理なような気もしますが「小凶」ぐらいにはなるかも知れません。
 映画の中でブッチとサンダンスは軍隊に包囲されても自分たちだけは大丈夫と楽天的でした。下手な小細工はしない、きっと明日は良いことがあると信じて疑わない、民主党の方がたもあの気楽さを少し参考になさったら良いかと思います。でも駄目か、もともと自民党社会党民社党のガラクタの寄せ集めだから、そんな器がある人はいないのかもしれません。まったく不幸な国に住んでいるのですね私達は、いや違うか、その程度の政治家しかいないからのんびり御託を言えるのですか、ヒットラーみたいなのがいたら貴方…。

なーに 私がだらけているって?