進化論

 私達の祖先をたどっていくと5億年前辺りのカンブリア中期に生息していたピカイアと言う魚の仲間に行きつくそうです。これは脊椎動物の全体の祖先とも言え、この魚のようなモノから進化した一系統に私たちヒトが居る、などと生物学関係者は言っているようです。話としては良く出来ていると思います。しかしあくまで推論で、確固たる証拠にもとづいている訳でも無さそうですし信用できません、などと言おうものなら現代科学を否定する異端者扱いされそうですが、本当のところ“本当かな?”と思うこともあります。
 「種の起源」がダーウィンによって発表されたのは1859年ということですから、今から150年ほどしか経っていない比較的新しい考え方な訳です。だからあと100年もすると“ダーウィンは間違っていた”なんてことにもなるかも知れず、ヒトの祖先は宇宙から来たエイリアンであった、てなことになる話だってありうる訳です。「種の起源」がどんな内容なのかは読んでいないので分かりません。ガラパゴス諸島を世界的に有名にした本ぐらいの知識ですから、誰でも知っている程度のことしか私も知らないのです。だから進化論って“本当?”などと馬鹿なことを言えるのでしょう。
 ただ素朴な疑問として、突然変異や自然選択を経て進化するなら、もう少し合理的な進化の道筋があったとも思うのです。まずこの世界の多様性です。「籠の乗る人担ぐ人・・・」という諺通り、それぞれの役割に沿った存在は理解できます。しかしそれにしては多すぎる気もします。また自然選択説によれば、その時々の環境、条件が生存に有利な種を選択すると言います。しかしその逆、つまり選択される種は環境、条件にとっても有益であることもまた真となるでしょう。仮にそうであれば、ヒトはこの後段の条件に合致しない可能性が大きいと言わなければなりません。ヒトが選択されてからまだ数十万年程ですから、これから「あっ、こりゃ失敗だわ」といって捨てられることも想定内として考慮されているのかも知れません。
 ヒトが地球外生物の子孫であればもともと異端ですからその存在が良く理解できるのですが・・・。

進化前